台湾の「BA.5」割合、4割に 東部でも初確認=資料写真

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(台北中央社)中央感染症指揮センターは29日、台湾全土の新型コロナウイルス国内感染者の検体をゲノム解析した結果、オミクロン株の派生型「BA.5」の割合が先週時点で40.2%に達したと明らかにした。東部でもBA.5の感染例を初めて確認した。

指揮センターによれば、先週は国内感染者234人の検体を対象にゲノム解析を行い、このうち94人の検体がBA.5だった。地域別では、北部が68人、中部が11人、南部が13人、東部が2人。東部の感染例はいずれも花蓮県だった。

指揮センター医療対策チームの羅一鈞・副チーム長は、BA.5の感染状況は安定的に拡大しており、間もなく国内での主流となると指摘。特に北部では顕著で、BA.2からの置き換わりが急速に進んでいるとの見方を示した。一方、オミクロン株の新たな型「BA.2.75」については、国内感染例は確認されていないと説明した。

また、BA.5に感染した患者の死亡も初めて公表された。羅氏は、現時点ではBA.5の入院率や重症化率が他の型に比べて高いということはないものの、感染力は比較的強いと説明。ワクチン接種によって重症化や入院、死亡のリスクを低下させられるとし、ワクチンの接種を呼び掛けた。

海外に行動歴がある輸入症例では、BA.5の検出率は70%以上だった。

(陳婕翎、張茗喧/編集:名切千絵)