【日本代表レポート】水沼宏太は親子2代での韓国戦ゴールなるか
1984年9月30日、日本はアウェイの日韓定期戦を韓国の蚕室(チャムシル)競技場のこけら落とし記念試合として戦った。同年4月に開催されたロス五輪予選で日本は4戦全敗。立て直しを図る中での試合だったが苦手韓国を相手に苦戦は必至だった。
だが木村和司のロングFKで先制点を奪うと、一度は同点にされたものの、ハーフライン付近からのロングフィードを原博実がヘディングで落とし、そのボールに鋭く走り込んだ選手が決勝のボレーを決めた。その選手こそが水沼宏太の父、水沼貴史だった。
「父も国を背負って戦ってきてそのゴールを挙げたのはすごいと思います。巡り合わせというか、自分自身も結果を残したいという気持ちもあります。ゴールを目指していい結果が付いてきたらうれしいと思います」
一方で日本代表は24日の中国戦に引き分けたことで、1984年予選敗退当時とは比べものにならないくらいの批判に晒されている。
水沼は「バッシングがあるというのは国を背負って戦っていたら絶対あること。選手は結果で示さなければいけないし、プロ選手としてそれは当たり前のこと」と力強くコメントした。
この韓国戦を前に父からはアドバイスがあったのか。
「父からは中国戦が終わったあとに『次に出ることがあれば自分らしくやればいい』といつもどおり言ってくれました。日韓戦だからといって変えることはないですし、どんな試合でも状況でも目の前の相手を倒すことだけを考えてやってきましたので、そのスタンスは変えずにやっていきたいと思います」
<E-1選手権>
7月19日(火) 6 - 0 香港戦
7月24日(日) 0 - 0 中国戦
7月27日(水) 19:20 韓国戦
【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:スエイシナオヨシ/PICSPORT】
