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なお阪神!

ビッグボス、初勝利おめでとうございます!31日に行なわれたプロ野球北海道日本ハムファイターズVS埼玉西武ライオンズの3回戦、ついに、ついに、ビッグボスが勝ちました。直接負けた相手チームのファンとしてこんなことを言うと、先鋭的なファンに怒られるのかもしれませんが、本当にめでたい勝利となりました。北海道日本ハムファイターズのみなさん、すべてのビッグボスファミリーのみなさん、おめでとうございます!


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5連敗で迎えたこの試合。試合前の雰囲気は緊張感に満ちていました。前日の試合で開幕5連敗を喫したビッグボスは試合後の会見を拒否し、元楽天監督・田尾安志さんのYouTubeにインスタで不快感を示していました。一連のピリピリ感にビックリしつつ、「思ったより煽り耐性低いな…」「田尾とどっこいどっこい」「負け数予想で97敗に賭けとけ、田尾もキレるから」とビッグボスの苛立ちをともに感じていました。今日こそ勝ってくれ…祈るような気持ちでした。

するとチームも「そろそろ俺たちのビッグボスがアカンぞ」と奮起したでしょうか。2回裏、浅間大基さんのツーランで先制すると、3回裏には際どい判定で残った得点圏の走者を近藤健介さんがタイムリーで返して追加点。西武に1点差に詰め寄られたあとも、すかさず松本剛さんのタイムリーで突き放しました。さらに7回裏にも西武の中継ぎを攻め立て、再び松本さんが貴重な追加点のタイムリー。日ハムが躍動するたびに、ビッグボスは「もしもし」のときにやる指の形でガッツポーズを見せました。

サングラスはとうの昔に頭の上に乗せられ、表情が丸わかりのビッグボス。笑顔、喜び、あふれていました。涙が流れるんじゃないかというくらいに目が輝いていました。西武ファンとしての僕は「今日負ける」ことと「もう一周して14連敗しているハムに負ける」ことと、どちらがより大きな思い出になるだろうかと天秤にかけていましたが、ビッグボスの目を見ているうちに、プロ野球のために今日この勝利を捧げることが必要なのだろうと思いました。

昼間に見た甲子園の決勝と同じくらいの気持ちで、ひとつ、またひとつとアウトカウントを重ねていく9回表。ベンチの選手たちが身を乗り出している姿が微笑ましい。スタンドのファンが祈っている姿が尊い。やがて最後のアウトが刻まれたとき、敗戦の悔しさをかみ殺して心からの拍手を送りました。ウイニングボールがすぐさまビッグボスに届けられたことを嬉しく思いました。これはプロ野球からビッグボスへの感謝のボールです。ありがとうビッグボス!

↓さすがのビッグボスもこのボールはスタンドには投げませんでした!


ウイニングボールにはこだわらない、とか言ってましたけど、しっかりもらいました!

どうぞもらってください、そのボール!



たった5連敗。たったの5連敗で、我慢の効かない世間からは、ビッグボスの監督としての手腕を疑問視する声や、休養・解任といったワードをチラつかせながら阪神矢野監督とビッグボスを比較する声が上がっていました。「クッビボス」だの「ビッグボツ」だの「ビッグカス」だのあだ名大喜利をしながら。持ち上げて落とす、あまりに早い掌返しぶりに僕も軽く苛立っていました。「こんなん誰がやっても一緒だろ!」「近藤健介しかわからんようなチームやぞ!」「矢野にやらせても5連敗しとるわ!」と、手にしたボンレスハムを地面にボーンと叩きつけました。

ビッグボスは確かに開幕5試合で勝ちがありませんでしたが、どの試合も「楽しさ」を生み出そうと懸命に尽くしてくれています。本拠地開幕戦、船から選手たちがサスケオールスターズのような雰囲気のカーゴで滑り降り、ビッグボスがドローンで空に舞い上がったセレモニー。それは「泥船からひとりだけ脱出する船長」とかではなく、ともに夢を追う「団」の船出でした。まさしく夢のはじまりでした。対戦相手として魅了されました。ウチも辻監督(※一点しんにょう)をブルーインパルスの翼に乗せればよかったと思いました。羨ましかった。

ビッグボスが空から降りてきたとき、ドキドキしました(※落ちたらどうなるんだろうという観点で)。きっと素敵なことが始まったんだって思いました(※奇祭をやっている村に行ったときの気持ちで)。それは日ハムファンだけでなく、わけへだてなくすべての野球ファンに届けられた楽しさでした。

↓空飛ぶビッグボス!飛ばないボスはただのボスです!


プロ野球は新しい楽しさを届けられているのか。進化した喜びを届けられているのか。もっと楽しいものが登場したら飽きられてしまうんじゃないのか。ただ同じことを繰り返していたりしないか。そういった不安をビッグボスは蹴り飛ばし、就任以来一貫して奇想天外摩訶不思議を提供してくれています。それは本来、全球団で取り組まねばならないことです。どこもかしこもが驚きと新鮮さにあふれていなければいけないのです。惰性で繰り返すのではなく、挑戦をしないといけないのです。

その部分をずいぶんとビッグボスに助けられてきたシーズンです。自分たちは去年と同じことをやっていても、「相手は何をやってくるかわかりませんからねぇ」と言っておけばお客が勝手にワクワクしてくれることに甘えさせてもらっています。でも本当は違うはずです。本来それは自分でもやらないといけないことなのです。「ウチも負けないくらい特別な夢をお見せできるんですよ」と言えるようでなければ真のエンタメ集団とは言えません。

野球を頑張るのは当たり前。どんな「夢」や「挑戦」がその野球にはあるのか、二刀流のような夢を見せる選手はいるのか、ビッグボスのような夢を見せるスターはいるのか、試合の前に涙があふれるほどの奮闘努力を尽くして目指す夢はあるのか、自分たち自身でも夢に挑戦しなくてはいけないのです。「夢」を見せてこそ、生業としてのエンターテインメントなのですから。

夢を見て、夢に挑戦してこそ、熱くなれる。

僕は今季のプロ野球界はビッグボスにフリーライドしていると感じています。ビッグボスの見せる夢のお相伴にあずかりながら、お返しはできていないと感じています。もちろん野球は勝負事ですので、わざと負けてやるなんてことはできないのですが、せめてものお返しとして感謝を胸に戦わなければいけない試合だろうと思います。

率直に言って、今の日ハムは強いチームではありません。巨大戦力と言うにはほど遠く、これから新しい時代を作るチームです。負ける日もあるでしょう。だからこそ常に感謝を持って戦い、未来に花開く夢を楽しみにすることを忘れずにいたいもの。とかく昨今は「素人の感情」で世のなかが動く時代です。ときに法律をも覆しながら、SNSなどで増幅された素人の感情が猛威となって影響を与える時代です。

ビッグボスの「夢」を見届ける気持ちがあるのならば、休養・解任・疑問視の猛威に負けないくらい「未来を楽しみにする」姿勢を打ち出しつづけないといけません。「今日も負けたな!明日が楽しみだ!」という未来を見つづける姿勢を。夢に、未来に、近づいていく今を楽しむ心。それを12球団で届けていきたいものだと思います。ビッグボスへのせめてものお返しとして。この夢が花開くその日まで!

↓なお阪神は開幕6連敗で早くも「V率0%危機」だそうです!

お疲れ様でした!

夢をありがとうございます!

2023年も阪神タイガースに期待しています!



「ビッグボスを見る」は今年のプロ野球の大きな楽しみのひとつです!