インテルに揃った“超攻撃的な両WB” ダンフリース&ゴセンスが相手守備陣を破壊する
2021-22シーズンのインテルにて、ここまで加入初年度ながら印象的なパフォーマンスを見せているのがオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースだ。右ウイングバックの選手にもかかわらず、チャンスとあらば積極果敢な飛び出しでゴール前へと侵入し得点まで奪う同選手。まさに“超攻撃WB”という言葉が似合う彼は、ネッラズーリの右サイドにおける攻撃に厚みを持たせる存在となっている。
ダンフリースと同じく、ゴセンスはWBながらゴール前に侵入して鮮やかにゴールを奪う技術に長けている。今季こそセリエAで1ゴール1アシストだが、昨季の同選手は出場32試合で11ゴール6アシストという大活躍を披露。得点への嗅覚は非常に優れており、彼とダンフリースを両サイドのWBに同時起用するとなれば、インテルの攻撃は手が付けられないほど危険なものとなるはずだ。
データサイト『SofaScore』によると、20-21シーズンにはシーズンを通して52本ものシュートを放ち、その決定率も驚異の21.15%を記録していたゴセンス。イヴァン・ペリシッチと今後どちらが多くの試合に出場するかは気になるところだが、タイプの違うゴセンスの加入はシモーネ・インザーギ監督に豊富な選択肢を与えることとなる。相手によって戦い方をより柔軟に変えることができるようになった点は、間違いなくポジティブと言っていい。
インテルにとって大きすぎる戦力補強となったゴセンス。はたして、彼はネッラズーリでどれほどのパフォーマンスを見せてくれるのか。その爆発的な攻撃力にはぜひ注目したいところだ。