鉱山機械設備を扱う江西耐普鉱機(耐普鉱機、300818/深セン創業板)は29日に2021年の業績予測を発表し、モンゴルの鉱山プロジェクトが順調に進んでいることで純利益が前年の約4倍に膨らむとの見込みを示した。

 耐普鉱機が29日に発表した予測によれば、2021年1月1日〜12月31日の純利益が1億6500万〜1億9500万元となり、4062万3400元だった2020年の同期間に比べて306.17〜380.02%増加する見込み。純利益が対前年比で大きく増えるという予測の理由については「主に、エルデネトプロジェクトの収入増によるもの」としている。

 エルデネトプロジェクトは、モンゴル北部オルホン県にある東アジア最大の同鉱山であるエルデネト鉱山を経営するエルデネト鉱業との間で2019年12月に締結した「年産600万トンの自動研磨設備工場4号生産ライン建造、生産」に関連する製品、エンジニアリングサービスを提供する契約で、契約総額は1億2588万8000米ドルとされている。耐普鉱機はこのプロジェクトについて今年5月に「重大契約の進展報告」を発表、順調にプロジェクトが進んでおり、すでに契約総額の80%にあたる1億71万889ドルの支払いをエルデネト鉱業から受けたことを明らかにしていた。

 耐普鉱機は2005年に江西耐普通実業として設立された。鉱山関連設備や耐摩耗性に優れたゴム材料および複合材料の開発、製造販売を行っており、モンゴルのほかシンガポール、オーストラリア、ザンビア、メキシコ、エクアドル、ペルー、チリに拠点を持っている。15年12月に店頭市場「新三板」に上場、20年2月に深セン証券取引所創業板に上場した。2021年1〜9月期の営業収入は前年同期比164.01%増の6億5467万元、純利益は同251.09%増の9534万元。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)