都市ゴミの分別や焼却をはじめとする廃棄物処理関連設備の設計、建設などを扱う環境保護関連企業の中国天楹(000035/深センメインボード)は23日、フランスでのゴミ焼却発電工場設備建設契約を結んだことを発表した。(イメージ写真提供:123RF)

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 都市ゴミの分別や焼却をはじめとする廃棄物処理関連設備の設計、建設などを扱う環境保護関連企業の中国天楹(000035/深センメインボード)は23日、フランスでのゴミ焼却発電工場設備建設契約を結んだことを発表した。

 中国天楹の発表によれば、ベルギーにある子会社の欧州天楹が21日、フランス・パリのゴミ焼却企業ヴァロ・マルネと新規焼却炉および主要設備の設計、施工、設置契約を結んだ。契約総額は3500万ユーロとなっている。

 この契約について中国天楹は「契約の締結および履行が会社の2021年の経営業績に大きく影響することはないが、世界の環境保護分野における会社の競争力、影響力を確実に高めることに繋がり、来年の業績にもポジティブな影響が生じるだろう」としている。

 中国天楹は1984年創設の中国科健を前身とする。中国科健は1990年代末から2000年代にかけてGSM、CDMAといった通信規格の携帯電話端末を開発して成長したものの、2008年から経営が悪化。経営再建のため、14年に江蘇天楹環保能源を買収して環境保護分野に転換、社名を中国天楹に変更した。中国科健時代の1994年に深セン証券取引所に上場しており、社名変更後も同じ証券コードで上場している。

 海外での都市ゴミ焼却設備関連事業を積極的に進めており、10月にはモルディブで5150万米ドルの生活ゴミ焼却発電プロジェクトの設計、調達契約を締結した。また、新エネルギー産業分野の発展にも力を入れ、12月8日には海上風力や太陽エネルギーなどの新エネルギー発電関連技術、設備の開発を手掛ける100%子会社の江蘇能楹新エネルギー科技発展有限公司を設立することを発表した。

 2021年1〜9月期の営業収入は前年同期比6.70%増の173億1520万元、純利益は同8.64%増の5億3939万元となっている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)