中田翔選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

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フリーアナウンサーの徳光和夫氏(80)が2021年10月9日、パーソナリティーを務める「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」(ニッポン放送)に出演し、リーグ3連覇が厳しい状況になった巨人について言及した。

徳光氏「奥川逃したのは痛かったな、巨人」

「朝刊ウォッチング」のコーナーの冒頭で、10月8日の試合で阪神に4−1で勝利したヤクルトに優勝のマジックナンバー「11」が点灯したことを伝え、徳光氏は先発した奥川恭伸投手(20)を大絶賛した。

徳光氏は「とにかくまだ20歳。フォアボールを出したのが十何試合ぶりとか。本当にコントロールいいもんね。高校時代からコントロール良かった」と惜しみなく称賛を送り、19年のドラフト会議で巨人が1位指名するも当たりを引けなかったことを振り返り「奥川逃したのは痛かったな、巨人」と嘆いた。

番組ではヤクルトの優勝マジック点灯のニュースに続いて8日に行われた巨人対広島戦の話題に移り、スポーツ紙が巨人のV3は絶望的と報じたことを伝えた。

徳光氏は「長期ペナントレースですからね。長期戦ってきたんでこのペナントレースを制しないとですね感慨は3分の1くらいなんですよ。クライマックスシリーズ(CS)に勝っても」と持論を展開した。

徳光氏「三振をしてもかっこいい中田の空振りを見てみたい」

また、徳光氏は打撃陣の粘りのなさを指摘しつつ、10月1日に出場選手登録を抹消された中田翔(32)について言及した。

徳光氏は「いま選手を見ておりますとですね、本来は粘りに粘らないといけない打者がクルクルクルとヤクルトの今野(龍太)投手の140キロ台のスピードボールに空振りをするわけですよ」と3連敗を喫した5日からのヤクルト3連戦を振り返り、中田の出場を切望した。

「どうせ空振りの三振をするんだったら三振をしてもかっこいい中田(翔)の空振りを見てみたい。中田を出してもらいたい」

巨人は8日からマツダスタジアムで行われた広島との3連戦をすべて落とし泥沼の6連敗。リーグ3連覇が絶望的な状況となった巨人は12日からホームの東京ドームで2位阪神との3連戦を予定している。