安価なキーボード vs 高価なキーボード 価格とこだわり、どちらを選ぶのか?
そのため形状、大きさ、打鍵などの違いから、さまざまな製品が販売されている。
価格も製品によってピンからキリまである。
ところで安価なキーボードと高価なキーボード。
いったい何が違うのだろうか?
■価格の差は、どこにある?
安価なキーボードと高価なキーボードとの違いを比較するため、下記のキーボードを用意した。
安価なキーボード
・BUFFALO ワイヤレス 無線 フルキーボード BSKBW10S 購入時(2016年頃)は税込みで約1,800円前後

BUFFALO ワイヤレス 無線 フルキーボード BSKBW10S
高価なキーボード
・FILCO Majestouch Convertible 2 青軸・フルサイズ・日本語かなあり 直販価格1万7,804円(税込)
・PFU Happy Hacking Keyboard(HHKB) Professional HYBRID Type-S 日本語配列/白 直販価格3万5,200円(税込)

FILCO Majestouch Convertible 2 青軸・フルサイズ・日本語かなあり

PFU HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/白
価格は、BUFFALOのキーボードを基準としたとき、下記のとおり。
・FILCO Majestouch Convertible 2 青軸・フルサイズ・日本語かなあり 約9.9倍
・PFU HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/白 約19.6倍
〇パーツの違い
もっとも大きな違いは、キーボードに使用されているパーツだ。
BUFFALO ワイヤレス 無線 フルキーボード BSKBW10Sはメンブレン式キーボードであり、部品点数が少なく、部品単価も安いため安価に製造できる。
FILCO Majestouch Convertible 2 青軸は、Cherry MX 青軸を使用したメカニカル式キーボード。キーひとつひとつが独立したスイッチであり、高価なパーツであるため、製造コストが高くなる。
PFU HHKB Professional HYBRID Type-Sは、静電容量無接点方式キーボード。
「静電容量により、キーが押されたのを検知する」という高度な技術が使用されている。接点がないため、耐久性に優れているが、こちらもパーツ代が高いため、どうしても割高になる。
〇多様な接続方法
すべてのキーボードが無線で接続できるが、機能的な面で若干の違いがある。
BUFFALO ワイヤレス 無線 フルキーボード BSKBW10Sは、1円玉サイズのマイクロレシーバをUSB接続して、パソコン1台で使用する。
FILCO Majestouch Convertible 2 青軸は、有線によるUSB接続(Type-A)に加え、Bluetoothによる無線接続を可能にした。無線接続は4台までの登録ができて、切り替えが可能だ。
PFU HHKB Professional HYBRID Type-Sは、逆差しもできるUSB Type-Cの接続に加え、Bluetoothによる無線接続をサポートした。Bluetoothにより、4台までのデバイスをサポートする。
〇キーレイアウト
BUFFALO ワイヤレス 無線 フルキーボード BSKBW10Sは、キーレイアウトの変更ができない。
FILCO Majestouch Convertible 2 青軸は、本体裏面にある4つのDIPスイッチにより、キーレイアウトを変更できる。
・SW1:Windowsキーとアプリケーションキーをロックし、無効にする
・SW2:CapsLockキーと左Ctrlキーを入れ替える
・SW3:Escキーと半角/全角キーを入れ替える
・SW4:Fnキーの場所を変更する
キーの場所を変更するため、キーボードにはキー引抜工具や交換用キーキャップも同梱している。

左上のDIPスイッチ、キー引抜工具と交換用キーキャップ
PFU HHKB Professional HYBRID Type-Sは、キーレイアウトを変更できるDIPスイッチに加え、ソフトウェア「Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール」(Mac/Windowsで動作)によるキーレイアウトの変更が可能だ。設定はキーボード本体に保存されるため、ほかのデバイスでも同じキーレイアウトを使用できる。

「Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール」の画面
■キーの押し心地で、高価なキーボードへ
筆者が高価なキーボードを使い始めた理由は、キーの押し心地だ。
安価なキーボードは、キーを押し始めたときの反発力が少なく、押し切ったあとの感触が味気ない。
高価なキーボードは、キーを押し始めたときの反発力が適度にあり、押し切ったあとの感触もしっかり感じ取ることができる。
FILCO Majestouch Convertible 2 青軸は、押し切ったあとに毎回微妙に異なる「カチッ」という音がする。この音を鳴らすと、キーを押した安心感が得られる。
PFU HHKB Professional HYBRID Type-Sは、押し切ったあとに指に吸い付くように押し込まれる独特の感触がよい。これは静電容量無接点方式でしか得られない。
新しいキーボードを購入する際は、実際の触れることができるキーボード売り場がある大手家電量販店へ行くことをお勧めしたい。各社のキーボードが陳列されており、キーボードの押し心地を確かめて、納得してから購入ができるからだ。
ただし、PFU Happy Hacking Keyboard(HHKB)は通常、大手家電量販店に置いてないため、タッチ&トライスポットで体験する必要がある。
自分に合ったキーボードが見つかれば、作業効率が上がる。タブレットであれば、ソフトウェアキーボードに比べて画面を広く使え、文字を素早く入力できる。
高価なキーボードを使うのか?
安価なキーボードを使うのか?
高価なキーボードには、打鍵感覚や機能で、安価なものより快適さがある。
とはいえ、高ければ誰にでも快適かといえば、正解ではない。
つまるところ、キーボードに拘るマインドがあってこそ、高価なキーボードは真価を発揮するといえる。
逆にキーボードにこだわりがない人は、高価なキーボードであっても、快適さと満足度を得ることはできないといえるかもしれない。
あなたはどっち派?
・BUFFALO ワイヤレス 無線 フルキーボード BSKBW10S
・Majestouch Convertible 2 青軸・フルサイズ・日本語かなあり
・HHKB Professional HYBRID Type-S
・PFU HHKB タッチ&トライスポット
ITライフハック 関口哲司
