どれが旨い?酒ソーメンに挑戦 ラズウェル細木の漫画エッセイ『グルメ宝島』(4)
月刊誌『おとなの週末』で好評連載中の「口福三昧(こうふくざんまい)」は、漫画家のラズウェル細木さんが、試行錯誤を繰り返しながら食を楽しむ様子を描いた漫画エッセイです。連載をまとめた単行本『ラズウェル細木の漫画エッセイ グルメ宝島 美味しい食の探検へ』(講談社ビーシー/講談社)から収録作品を公開します。ラズウェルさんの“自作解説”とともに、お楽しみください。
「たいがいの麺がいけます。日本蕎麦も非常によく合います」 7月7日は「七夕・そうめんの日」
夏の食べ物といえば、そうめんです。全国乾麺協同組合連合会によると、平安時代の法典「延喜式(えんぎしき)」には、「『そうめん』の原型といわれる『索餅(さくへい)』が、旧暦7月7日の七夕の儀式に供え物の一つとして供えられたと記述してある」(全乾麺のHPより)といいます。このことなどをふまえ、全乾麺では1982(昭和57)年から、7月7日を「七夕・そうめんの日」と決め、普及を図ってきました。ラズウェルさんのこの回では、極めてユニークなそうめんの食べ方を紹介しています。通常は「つゆ」で食べるものですが、ここでは「お酒」です。漫画で触れられていますが、飲み会での出来事から試してみたそうです。
ラズウェルさんは、この時のことを次にように振り返っています。
「酒好きが集まった飲み会だったんですけど、(酒豪の)女性がいきなり、そうめんを日本酒にひたして食べ始めたんです。最初はびっくりしたんですけど、やってみたら、これが非常にいい。酒好きの人にぜひやっていただきたくて紹介しようと思ったんです」
この思わぬ体験から、ラズウェルさんの好奇心が刺激されます。他のお酒では、どうなのか。用意したのが、ビール、焼酎(甲類水割り)、紹興酒、ワイン(赤・白)、ウイスキー(水割り)です。
「いろんな酒で試しましたが、それぞれいけるもの、いけないものがあるんですけど、焼酎が一番良かったんです」
漫画では触れていませんが、そうめん以外の麺も実験してみたそうです。「たいがいの麺がいけますね。日本蕎麦も非常によく合います。ところてんもやってみましたが、焼酎が非常によく合いました。このジャンルは、まだまだいろいろな麺とアルコールでやってみる価値はありそうです」
日本酒、焼酎以外のお酒とそうめんの相性はどうだったのか。結果は漫画をご覧ください。
どれが旨い?酒ソーメンに挑戦(1)
どれが旨い?酒ソーメンに挑戦(2)
どれが旨い?酒ソーメンに挑戦(3完)『グルメ宝島』には連載20回分を収録
『おとなの週末』に連載中の「口福三昧」は、食通で知られる漫画家のラズウェル細木さんが、食の可能性を追求すべく、さまざまなグルメを味わったり、自身で調理したりした日々の体験について漫画と文章でつづった「漫画エッセイ」です。漫画と文章に加え、写真付きの「おつまみレシピ」も。食に関して幅広い知識が得られる盛りだくさんな内容で、人気を博しています。単行本『グルメ宝島』には、『おとなの週末』2015年9月号〜2017年5月号に掲載された「口福三昧」の中から20回分を選び、収録。冒頭では、「宅飲み・仲間飲みが3倍楽しくなる!簡単激旨レシピ」として、「コンビーフと厚揚げの赤ワイン煮」など、ラズウェルさんが厳選した絶品おつまみ7品をカラー写真で紹介しています。
ほかに、単行本オリジナルのコンテンツも掲載。「ここが美味しい食の研究所 ラズウェル細木の台所公開!」は、食の探究に余念がない著者の自宅台所を図解した貴重な内容です。
※現在は当時の状況と異なる場合があります
『グルメ宝島』(講談社ビーシー/講談社、1430円)