手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。5月22日(土)の放送では、気象庁 防災気象官・土井内則夫さんに、2021年から全国で本格的な運用がスタートした「熱中症警戒アラート」について伺いました。


※写真はイメージです



湿度が高くなる梅雨の時期でも注意が必要な“熱中症”。

「熱中症警戒アラート」は、危険な暑さが予想されるときに、熱中症への警戒を気象庁と環境省が共同で呼びかける情報です。

この運用が導入された背景について、土井内さんは「近年の熱中症での搬送者数が著しく増加しており、国民生活にも大きな影響を及ぼしている社会的な背景があります。かなり暑かった2018年には、1,500人を超える熱中症による死亡者を出しました。温暖化や気候変動の影響なども考えると、この変動に適用するという観点からも、熱中症の対策は非常に重要」と言います。

総務省消防庁によると、都内の熱中症による搬送者数は、2018年は7,843人、2019年は6,046人、2020年は5,838人と、搬送される人の数が多い傾向が続いています。

ところで、「高温注意情報」と「熱中症警戒アラート」は、どう違うのでしょうか?

土井内さんは、「熱中症警戒アラートは、“暑さ指数”という指数を使って発表しているところが大きく違います」と特徴を挙げます。そして、「この暑さ指数は、単純にその温度だけではなく、蒸し暑いときに体から熱が逃げていくというところに大きく関係する湿度、それから計算式のなかには輻射(ふくしゃ)といった量も入ってくるのですが、その人の熱のやり取りに着目した指標を使っているところが大きく違います。暑さ指数は、熱中症による搬送者との関係が高い指標です」と解説。

暑さ指数は、単純な気温だけでなく、湿度や日差しの強さ、人の体と外気の熱のやりとりに着目した値となります。

この熱中症警戒アラートは、危険な暑さが予想される前日の夕方17時と、当日朝5時に2回、発表されます。では、実際に発表された場合、私たちはどのような行動を取ればいいのでしょうか?

外出はできるだけ控えてください。とにかく暑さを避けることが重要です。屋外での活動があれば計画を見直したり、買い物に出るときは暑い時間帯を避けたり、なるべく日陰を通ったりするなど、普段以上に「熱中症予防」の意識を高めて、自分の行動を変えることが必要になってきます。

また、暑さの感覚を感じる機能が低下している高齢者や、体温を調節する機能が発達していない子どもなど、熱中症になりやすい人への注意や声かけも大切です。

熱中症警戒アラートは、気象庁や環境省の公式サイトのほか、メール配信、環境省のLINE公式アカウントによる配信で知ることができます。熱中症警戒アラートの情報を活用して、熱中症の予防に役立てましょう。

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聴取期限 2021年5月30日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/