岩本氏が1位に選ぶ「15年の浦和」の布陣。MVPには興梠、MIPには西川を挙げている。

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 5月28日発売のサッカーダイジェスト本誌では、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名に“歴代で最強だと思うチームトップ3”を選んでもらっている。ここでは、現役時代には日本代表や平塚、仙台などで活躍し、現在は「フットボール・トラベラー」として活動する岩本輝雄氏の“トップ3”を紹介しよう。

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「岩本輝雄氏が選ぶ“最強チームトップ3”」
1位:2015年の浦和レッズ
2位:2017年の川崎フロンターレ
3位:2019年の横浜F・マリノス

 最後尾からテンポ良くつないでボールを前に運び、四方八方から攻撃する。リーグ制覇はならずとも、第1ステージを無敗で制した15年の浦和は、これぞミシャ・スタイルというサッカーで話題を振りまいた。

 抜群の足もとの上手さで戦術の肝となるビルドアップを支えたGK西川周作の貢献度は高かった一方、前線の基準点となる興梠慎三の存在感は別格。盤石のキープ力で味方のチャンスを演出し、自らも決定的な仕事をこなす。ほかにも柏木陽介や阿部勇樹、那須大亮ら役者が揃っていて、本当に強かった。

 悲願のJ1優勝を果たした17年の川崎もタレント揃いで、バルサを彷彿させる軽妙なパス回しで相手をいなし、ゴールをこじ開ける。この年、得点王に輝いた小林悠は、まさに神がかっていた。ミサイルみたいなシュートを何本も決めていたけど、中村憲剛や大島僚太、家長昭博ら有能なパサーの存在も忘れられない。

 昨季のリーグ王者・横浜は、とにかく見ていて楽しかった。強気なハイラインで圧力をかけ、両SBも積極的に加わる攻撃は実に多彩。質の良いボールを供給し、センスあるゲームメイクも見せた右SB松原健の活躍ぶりは特に印象に残っている。

※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25日合併号より転載。

【詳細情報】2020年6月11.25日合併号