オフィスビルの「二次空室」、次のテナントは内装自由に
2次空室は床材や天井材を施工して引き渡すのが一般的。森トラストは開発中の「東京ワールドゲート」で、天井材などを設けずこだわりを反映できるようにした仕組みを訴求している。これが好評なため、既存ビルの競争力を高める施策として展開を決めた。引き渡し時には天井の4分の1をスケルトン、残りをシステム天井としたり、床全体をOAフロア仕上げとしたりすることを想定する。
働き方改革の浸透を追い風に、足元ではオフィスを戦略的に作る企業が急増。一般的な会議室の印象を覆すコミュニケーションスペースやラウンジが完成する中で、内装に磨きをかけるニーズが高まっている。最近は「トラディショナルな外観とクリエーティブな内装のギャップを好むのがトレンド」(同)としており、虎ノ門2丁目タワーでもすでに空室への引き合いが寄せられているという。
虎ノ門2丁目タワーは99年7月に完成した地下4階・地上21階建て。基準階面積は981・40平方メートル、基準階天井高は2700ミリメートルで、低層部に森トラストが本社を構える。10―12月に高層部の10フロア約3000坪(1坪は約3・3平方メートル)が空室となる予定。東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」から徒歩4分、同日比谷線の「神谷町駅」から徒歩8分と交通利便性に優れる。
