ウソのようだが大まじめ! 衝撃の注目度だったのに消えた自動車装備4選
多くの人が目にしたことすらない衝撃装備もある
技術の進化は日進月歩であり、当時は最先端ともてはやされたものでも時代の流れとともに古臭いものとなってしまうということも少なくない。それは自動車にも当てはまることであり、当時は画期的だったものの、気づけば見なくなってしまった技術や装備も存在する。今回はそんな技術や装備をご紹介しよう。
1)自動車電話
今となっては携帯電話が爆発的に普及してしまったため、自動車電話という存在自体が忘れ去られてしまっているが、当時の最先端は自動車電話だった。ひと昔前の警察車両のトランクに装着されていた大きなアンテナは、自動車電話用のアンテナを模したものであり、警察無線用のアンテナを偽装するものだったのである。
2)自動車用FAX
自動車電話よりも今となっては衝撃的なのが、自動車用FAXだ。もはやFAXでのやり取りはメールでのやり取りに取って代わられて久しいが、当時の最先端ビジネスマンは自動車車内からFAXを送受信することがマストだったのである(たぶん)。もちろん、室内で使用するよりも厳しい環境となる自動車内なので、FAXもそれにあわせてしっかり改良がなされていたというから驚きだ。
スマートキーの原型となった装備も!
3)自動車用加湿器
エアコンを車内で使う季節になると気になるのが、車内の乾燥だ。そこで何を考えたのか自動車用の加湿器というものが純正オプションで用意されていた時代があったのである。降雨時に車内の窓が曇るのは室内の湿気が原因というのは皆さんご存じかとは思うが、あえて車内の湿度を上げる方向になる加湿器を装備してしまうのは、かなりのパワープレイと言わざるを得ない。
4)カードエントリーシステム
今では軽自動車にも採用されるほど一般的になった、スマートエントリーシステム。これはキーを持っていればドアハンドルなどに備わったスイッチに触れるだけでドアロックの開閉ができるというものだ。この先駆けと言えるのが日産のカードエントリーシステムだった。これはエントリーカードを持っていれば、ドアハンドルにあるリクエストスイッチを押すことでロックの開閉ができるというもの。ただ、当時はエンジンを始動させるには結局キーを差さなければならない点と、カードといいながらかなり厚みがあったことが難点とされていた。