「滑舌の悪い岡山弁に殺されそうになった」――。こんなテーマを描いた漫画がツイッターに投稿され、話題になっている。

作者は漫画家の相島桃志郎さん。人気Vtuberをヒロインにした「輝夜月のルナマンガ!」や「ボーイ ミーツ 仏ガール」などの作品で知られている。岡山出身だという相島さんだが、「岡山弁に殺されそうになった」とは、一体どういうことなのか。

さっそく、話題の漫画をご覧いただこう。

「いけッ」って言ったのに...

こちらは、相島さんの自動車教習中のエピソードを描いたもの。活舌が悪かったという教官の岡山弁がきっかけで、危機一髪の状況となってしまったというのだ。

十字路での右折。対向車線から車が向かってきている状況で、相島さんは「先生これ、右折待った方が...?」と問いかける。すると教官は、

「いけッ!!いけいけいけいけいけいけ!!」

と返答。この返事を受けて「行きます!!」とアクセルを踏んだ相島さんだが、教官は大慌ての様子で補助ブレーキを踏みこむ。

急停止した車内で、「なんでブレーキを」と問いかける相島さん。それに対する教官の答えが、コレだ。


そう、教官は「いけん」(ダメ、いけない)と連呼していたのだ。しかし、活舌がイマイチだったこともあり、相島さんには「行け」と聞こえてしまったというワケ。ぜんぜん笑い事じゃないけど、まさにギャグ漫画のようなやり取りである。

さらに別のエピソードも。今度は、教習所のコースから一般道に出る際、前の車に続いていくかどうか悩ましい場面。相島さんは先ほどと同じように教官に質問するのだが、

「おえッ!!おえおえおえおえおえおえ!!」

との返事。「追います!」とアクセルを踏み込む相島さんだが、結果は次の通りである。


デジャヴだ...。相島桃志郎さん(@AI_momo26)のツイートより

今度は教官、岡山弁で「おえん」(駄目、いけない)と連呼していたというのだ。教官は「ちばけなや(ふざけるな)」とも呟いており、完全にブチギレモードである...。

このエピソードには、ツイッターでこんな反応が。

そのほか、似たような体験をしたという報告も。こうした反応を受けて、相島さんは「各地で似た経験をした人が多いみたい」として、

「今回は岡山人同士が互いに了承のもとで岡山弁を使い、緊急時にテンパって起きた事件ですが地元以外で免許取る人はお気をつけて」

と呟いていた。