杉本健勇、電撃移籍の理由を語る…「国内だったら浦和しかなかった」の真相とは?
会見中には「難しくない決断だった」と語った電撃移籍の真相を、会見後の取材で語った。
「あれね、言ってから、言ってもうたなと思ったんです。『難しくない』という言い方をしてしまったんですけど、もちろん考えました。今まで『海外移籍が希望』と発言してきて、分かっている人もいるかもしれないですけど、海外移籍が一番の希望だった。でも国内なら浦和しか考えていなかった。前にフロンターレに移籍した時はまだ若かったし、他の人の意見や世間の目を気にしてしまっている自分もいて、いろんな人に相談したんです。今回はほとんど相談もしていなかったですし、自分で決めた。そういう意味で難しくないというか。
2015年に川崎に加入した時とは違い、今回は、自分ひとりで決めたという。「国内なら浦和しか考えていなかった」という杉本は、その浦和にこだわった理由も口にした。
「昔から埼玉スタジアムがめっちゃ好きなんですよ。サポーターも一番凄い。前のチームに所属している時も、アウェーなのに『ホームか』と勘違いする時もあって……それくらい、レッズのサポーターの声援を感じていた。セレッソの下部組織で育ったので『移籍したい』とか『ここに行きたい』というのは正直あまりなくて、実際に移籍するとは思ってなかったんですけど、浦和レッズというクラブは小さい時から見てきていて、国内移籍するなら浦和レッズだと勝手ながら思っていました」
C大阪時代から杉本の胸を打つ存在だった浦和サポーター。6万人規模の埼玉スタジアムを埋め尽くす大観衆の声援は、やはり選手として一度は受けてみたいものなのだろう。C大阪育ちの杉本にとっても、それは魅力的に映っていたようだ。
もっとも、浦和入りを決めた理由はそれだけではない。
浦和の厳しいポジション争いを通して成長したい、という向上心も杉本の決断を後押しした。ライバルとなる、バラエティ豊かな浦和の攻撃陣について訊かれた杉本は、以下のように答えている。
「それも自分が望んできたこと。競争が激しいのももちろん分かっています。一緒にプレーすることもあると思うし、自分がないものを持っている人もすごい多いので、良いものを盗みながら成長していけたら良いと思います」
「ここでプレーしたい。シンプルにそれだけ」
大きな決断を下した杉本は、熾烈な競争を勝ち抜けるのか。26歳となるストライカーの新たな挑戦に注目したい。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
【浦和新体制発表PHOTO】杉本、鈴木、山中ら実力者が加入。J1&ACL優勝を目指す
2019年メンバーリスト ★=新加入
GK
1 西川周作
23 岩舘 直
25 福島春樹
32 石井 僚 ★
DF
2 マウリシオ
4 鈴木大輔 ★
5 槙野智章
6 山中亮輔 ★
17 茂木力也
26 荻原拓也
27 橋岡大樹
28 岩武克弥 ★
31 岩波拓也
34 大城 蛍 ★
46 森脇良太
MF
3 宇賀神友弥
7 長澤和輝
8 エヴェルトン ★
10 柏木陽介
11 マルティノス
16 青木拓矢
18 山田直輝
22 阿部勇樹
24 汰木康也 ★
29 柴戸 海
33 池郄暢希 ★
FW
9 武藤雄樹
12 ファブリシオ
14 杉本健勇 ★
19 アンドリュー・ナバウト
30 興梠慎三
