今季から浦和の主将を務める柏木【写真:Getty Images】

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主将&10番として悲痛な思い「自分の好きだった監督が二人もいなくなるのは…」

 J1浦和レッズのMF柏木陽介は、2日に堀孝史監督が契約解除となった状況を受け、「半年で二人も好きだった監督がいなくなるのは心が痛い」と苦しい胸の内を明かした。

 浦和は昨年7月末にミハイロ・ペトロヴィッチ監督を解任し、コーチからの昇格で堀監督が就任していた。しかし、今季はリーグ戦5戦未勝利(2分3敗)と不振で、2日に堀監督の契約解除が決定。1年と経たないうちに二人の監督がチームを去るに至った。

 今季から主将を務める柏木は、「半年で自分の好きだった監督が二人もいなくなるのは、本当に心が痛いし苦しいこと。ただ、人生は続いていくので、前を向いてやるしかない」と心情を語った。

 柏木が2010年に浦和に加入してから慕っているクラブ最古参のベテランDF平川忠亮は、「今の状況は、一人一人の問題ではなくチーム全体の問題であって、(柏木)陽介は真面目だし抱え込んでしまうところがあるけど、間違いなく陽介一人の責任などではない。チームとして同じ方向を向けなかったからこその今がある」と、主将の重責を担う背番号10を気遣った。


「常に上を目指す方向性を一つにして戦いたい」

 クラブは大槻毅育成ダイレクターを暫定監督に昇格。柏木も新体制の決意を口にした。

「大槻さんの下でイチからというのもあるかもしれないけど、今までやってきたことを含めて、選手が試合中に良い判断とプレーをしていくこと。一人一人がどうにか同じ方向を向いて、まだ優勝だって目指せると思うから、常に上を目指すという方向性を一つにして戦いたい。そのきっかけにしたい」

 4日にルヴァンカップ・グループステージ第3節で対戦するサンフレッチェ広島は、柏木にとっては古巣だ。リーグ戦で首位に立ち、ルヴァンカップでも2連勝と好調を維持する相手とのアウェーゲームは簡単ではないが、柏木にとっての「キッカケ」となる一戦にできるだろうか。


(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)