バーキンの数が幸せの指標。愛情を“モノ”でしか確認できない港区女子の原点
港区女子。
彼女たちが、得体の知れない存在であることは、東カレ読者であれば気づいている。
華やかで、顔が広く、有名人とのコネクションも豊富。夜な夜な西麻布界隈に繰り出し、そこまで稼げる仕事をしているようには見えないが、なぜか煌びやかな生活を送っている印象が強い。
遊び場同様、住まいも港区。麻布、六本木、広尾、白金、そして芝。とても年収500万円で住めるようなエリアではない。
これまでに、売れないグラビアアイドルの美希、育ちのコンプレックスから港区女子になった春香、芝在住で格下と見なされてしまったサロン主宰の百合、そしてエビージョ!に登場する楓を紹介した。
今週は?

<今週の港区女子>
名前:美香子
年齢:33歳
職業:パーソナルカラーコーディネーター
年収:100万円弱+彼からのお小遣い
出身:福岡県
現在の住まい:芝浦アイランド
自己評価の方法
美香子は福岡で専門学校を卒業し、東京で“モデル”をしに上京した。(モデルといえども数回カタログの仕事や、イベントコンパニオンをしていただけだが。)
「地元の博多では結構大きな事務所に所属してたんですよ。でも、東京に来たら中々仕事がなくて。そこでモデルは諦めて、違う仕事をしようと思ったんです。」
美香子の身長は165cm。確かに細いが、顔はいたって普通。決して、一流モデルにはなれなかっただろう。しかし彼女が身につけているやたらと良い装飾品、そして少し不釣り合いなバーキンに目がいった。
「自分の価値を上げるために、必要なアイテムと言いますか...持っているだけで、自分の自信に繋がるんですよね。」
彼女にとって、自分の価値の測り方。
それは、高級装飾品の数だった。
きっかけは、懐かしのあのアイテム。誰もが一度は感じる優越感
キッカケは、ティファニーのオープンハート
美香子の実家は、決して裕福とは言えない家庭だった。それ故に、幼い頃からハングリー精神が強く、“絶対にいつか成功したい”という思いが強かったという。
「人は身につけている物や家柄で判断される。それを幼い頃から肌で感じてきたんです。だからこそ、大人になったら絶対に見返してやる、と思っていましたね。」
美香子の異常なまでの物への執着心の裏には、そんなバックグラウンドがあった。そして港区女子への階段を上るキッカケとなった出来事がある。
「高校生の時、仲良しグループの一人が身につけていたティファニーのオープンハートのネックレスがすごく欲しくて。当時付き合っていた大学生の彼氏に買ってもらったんです。そしたら急に、私も周りから羨望の眼差しで見られるようになって。」
一つの物で、ここまで周囲の反応が変わるのかと驚いた。それと同時に、自分に自信が持てることに気がついたという。
「あの羨望の眼差しの心地良さ。それが忘れられなかったんです。」
こうして、美香子は上京してからも女の武器を使い続け、確実に、一つずつアイテムを増やしていった。

三流モデル・タレントの卵が港区で好かれる理由
中途半端なモデル・タレントは西麻布のお酒の席に呼ばれる機会が多い。時間も自由で、それなりに容姿も標準レベル以上の彼女たちは、男性にとっても都合が良い存在だからだ。
西麻布での美香子の需要は高かった。外見で勝負すれば他の女子には負けることは分かっていたので、大概のSクラス美人たちに欠けている気遣いや優しさで勝負した。時には自ら盛り上げ役を買うこともあったそうだ。
「頭を使わないとね。基本的に港区女子は周りが全部何かをしてくれるから、気遣いが出来ない子が多い。そんな中で、少しでも優しさや気配りができると、ちょっと驚かれるんです。」
他の女子から見ると、もはや一般常識のことでさえ出来ない、知らない人が多い港区女子。美香子は戦略的に、物事を進めていった。
「男性なんて、ちょっと優しくすればその気になるもの。相手の懐に上手に入り込むことだけは、昔から得意で。」
ふふふ、と微笑む美香子。結局、彼女はカッコ良いとはお世辞にも言えない、お金だけはある52歳の彼氏を作り、彼のお金で暮らしている。
Instagramにアップされるブランドの数々。それだけが唯一の生きがい?
今日の #ootd をアップするのは他人への見せつけ
彼ができたことで、美香子は何不自由ない暮らしを手に入れた。現在、芝浦アイランドのブルームタワーに住み、パーソナルカラーコーディネーターと名乗っている。
また、ハイブランドの靴やカバンと共に“今日のコーディネート”と題して(写真を美白加工して)、#ootd とつけてInstagramにupするのが日課だ。もちろん、連日の高級レストランに豪華な女子会の様子なども忘れない。
-美香子さん、今日も素敵ですー
-毎回お鞄が違って、良い生活で羨ましい!-
美香子のInstagramにはそんなコメントが並んでいる。そのコメントを読む度に、美香子は嬉しくてたまらないそうだ。
「会ったことのない人でさえ、羨ましがってくれる。エルメスやシャネルを持っているだけで、世間からの視線も、対応も変わってくるんです。」

バーキンの数が幸せの指標
高級バックが一つ、また一つと増える度に彼女の幸福度は増していった。
「男性なんて、いつかはいなくなるもの。愛情なんて、最も脆くて不確かなものだから。」
そして“目に見えない物は意味がない”と付け加えた美香子。彼女が唯一信じられる物は分かりやすく、価値が目に見える物だけだそうだ。
「まだまだ、足りませんね。もっと成功したい。もっと良い物に囲まれて、自分は幸せで何不自由のない暮らしをしている、と世の中の人に知らしめたくて。」
美香子の心の虚しさは、誰にも埋められない。
今日も美香子のInstagramには、バーキンを持ち、“今日のコーディネート”と題したセルフィーがupされている。
次週12月8日金曜日更新予定
ゴルフが趣味という港区女子は疑え?家も車も手に入れた凄技女子
【これまでの港区女子の原点】
vol.1:彼氏のランクで引き上げられる、女の価値と港区カースト
vol.2:一般家庭出身という劣等感。お金で買えない“育ちの良さ”が欲しかった
vol.3:得意顔でサロンを主宰しても、芝在住では入れない港区Sクラスの輪
vol.4:港区の特待生?婚活に必死な女子は可哀想と上から目線で嘲笑うお嬢様
