厚生労働省によると、2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.94歳だった。女性の平均寿命は世界1位、男性も世界第5位と、日本はまさに長寿大国と言えよう。(イメージ写真提供:123RF)

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 厚生労働省によると、2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.94歳だった。女性の平均寿命は世界1位、男性も世界第5位と、日本はまさに長寿大国と言えよう。

 しかし、長寿と言えども視点を変えて見てみれば、福祉に関するコストが増大するというデメリットもあり、良いことばかりとも言えない。

 中国の掲示板サイト虎撲にこのほど、「平均寿命が長いのは日本にとって悪いことだ」と主張するスレッドが立てられ、スレ主は「老人は退職後、経済生産の面ではマイナスの作用しかもたらさないので、日本にとっては悪いことだ」と主張した。

 あまりに酷いスレ主の主張に対し、ほかのネットユーザーから「スレ主は自分が年をとらないと思っているのか? 長寿が国にとって悪いことならば国の存在意義って何だ?」というコメントが寄せられ、多くの支持を得ていた。

 そもそも高齢化社会は良いことのはずだという意見が多く、「高齢化は国が発展していることの証しだ。アフリカなんか高齢化社会になれない」、「国にとっては寿命が延びるのはいいことだろう。負担が増えるとしても」などのコメントがあった。

 ほかにも「日本では70歳、80歳でも仕事をしているからな。社会に貢献しているよ。日本を蔑視(べっし)してばかりではダメだ。われわれが学ぶに値する点もある」というユーザーもいた。

 世界銀行の調査によれば、2010年の中国人の平均寿命は73.3歳で、改革開放が実施された1978年が66.5歳であったことに比べると社会が豊かになるに連れて中国人の平均寿命が徐々に伸びていることが分かる。しかし、一人っ子政策を実施している中国では夫婦が年老いた4人の親の面倒を見なければならないケースも増えており、社会問題化しつつある。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)