羽田雄一郎国土交通相と下地幹郎郵政民営化担当相をはじめ、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に所属する国会議員が18日、東京・九段北の靖国(やすくに)神社を参拝した。安倍自民党総裁に続き、現職の2閣僚を含む多くの国会議員が靖国神社に参拝したと、複数の韓国メディアが報じた。  韓国メディアは「乱暴な日本、靖国大量参拝“露骨”」「日本の閣僚・議員、大挙して靖国へ−常態化する軍国主義に向けた崇拝」「日本の閣僚が靖国参拝…民主党自制方針は有名無実」などと題し、日本の現職閣僚や政治家らが、第2次世界大戦当時のA級戦犯の東条英機などを合祀(ごうし)した靖国神社に参拝したと伝えた。

 2009年に発足した民主党政権は、韓国と中国の反発を考慮して、閣僚の靖国神社参拝を自制してきた。しかし、今年の8月15日に羽田国土交通相と松原仁前国家公安委員長の2人が、李明博大統領の竹島(韓国名:独島)訪問に反発する日本国内の世論に便乗して参拝を強行し、これまでの原則が崩れたと指摘した。

 1981年に初めて発足した「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」には、自民党の安倍晋三総裁や石破茂幹事長、民主党の原口一博 前総務相、国民の生活が第一の小沢一郎代表などが参加していると紹介。

 会の集計によると、日本の終戦記念日にあたる8月15日に靖国神社に参拝した衆・参議院議員は、自民党政権時代の2008年には53人で、2009年には38人に減ったが、その後増え続け、今年は55人に達した。また、今年の秋季大祭に参拝した議員は67人で、最近5年の間で最も多かった2010年の参拝者66人を超えた。今年の春季大祭は81人が参拝し、2009年の87人以来最も多かったと紹介。

 韓国メディアは、過去の歴史に対する謝罪と反省を取り入れまいとする動きを見せる自民党が政権を握れば、靖国神社参拝はさらに日常化するとみられると指摘。

 一方、中国と韓国政府は17日、安倍総裁の参拝に懸念を表明したことに続き、中国の外交部スポークスマンは18日に「靖国神社は日本軍国主義が犯した対外侵略戦争の精神の柱格。日本は歴史を直視せよ」と警告した。また人民日報は「靖国参拝は邪悪な行為」と非難し、新華通信は「安倍総裁が靖国参拝を介して悪霊をよみがえらせる」と糾弾したと、中国の動きを伝えた。(編集担当:李信恵・山口幸治)