中国競泳がドーピング疑惑に「天才が生まれてはいけないか」(2)
28日の競泳女子400メートル個人メドレーで中国選手・葉詩文が世界新で金メダルを獲得した。試合後、葉詩文はラスト50メートル自由型で、男子400メートル個人メドレーで優勝した米国の名将、ライアン・ロクテを0秒17を上回っていたことがわかった。葉選手の神業のような驚異的記録は世界を驚かせたが、一部外国メディアはこの成功とドーピングの関連に疑惑の目を向けている。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。(写真は「CNSPHOTO」提供)
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■中国競泳が外国メディアの疑惑に反論「天才が生まれていけない訳はない」
中国競泳選手団の監督である許〓(〓は王へんに「奇」)は取材に答え、「葉詩文が五輪を制したのは想定内だった。中国競泳は数世代にもわたって長年努力し、模索し経験を積んできた。今、誇りをもって言える。中国にも天才が生まれるようになった。葉詩文はその1人であり、孫楊もそうだ」と語った。
葉詩文の金メダルと奇跡的なラストスパート能力について、許〓監督は「これは驚くに当たらない。彼女のトレーニングレベルはもともと非常に高水準だった。自由型は彼女の得意種目だ。ラスト50メートルのスパートでは、破格の力を発揮して結局は彼女は遅れていたところから追いつき、彼女は力を緩めることなくそのまま泳ぎきって、世界記録を打ち立てた。本当にうれしいことだが、想定内だ」と喜びを表し、以下のように語った。
「実際、葉詩文のラスト50メートルが30秒以内だっただけでなく、銅メダルを獲得した中国選手の李玄旭も驚くべき記録で泳ぎきった。しかも、葉詩文は上海水泳世界選手権の200メートル個人メドレーで優勝したときも、このラストスパートでの奇跡的な逆転を見せていた」
「葉詩文とロクテの区間タイムは単純には比較できない。これは不公平で専門的ではない。ロクテの400メートルの成績は葉詩文よりも20秒以上早い。最後のほぼ勝ったも同然のところで泳いだのであって、全力を出し切った泳ぎだったわけではない。葉詩文は最後の一瞬にかけていた。全力を出し切ったかが重要なので、性別は関係ない」
「葉詩文選手は幼いころから天才の呼び声が高く、彼女の泳ぎはこれを証明してきた。ソープやフェルプスも16、17歳のころ、世界を驚かせてきた。もし疑惑があるなら、事実とデータに基づいて行ってほしい。疑いだけで他人を否定すべきではない。これはスポーツマンに対して失礼で、中国競泳に対して失礼なことだ」
「ドーピングは世界のスポーツ界のガンであり、中国に限った問題ではない。われわれは薬物使用に容赦なく対応しており、選手に対してもそのように教育してきた」
また、葉詩文選手は取材に対し、「私たち中国選手は薬物使用に反対し、ドーピングを使用しないという一点を断固として決めています」と語った。(終)(編集担当:米原裕子)(写真は400メートル個人メドレーで金メダルを獲得した葉詩文選手)
