以前、シャロン・オズボーンが、胸のバッグから漏れたシリコンが胃まで達していたという話題をご紹介したことがある。やはりインプラントは危険なのだろうか。改めてバッグ挿入法の安全性について、「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生にお話をうかがった。池田先生は、バッグを挿入する方法ではなく、脂肪注入法という自分の脂肪をバストに注入して美乳をつくりあげるスペシャリストである。

−先生、今、英国で豊胸インプラントの危険性が問題となっているそうなのです。

池田先生「そのようですね。実は昨年の6月に『自己脂肪による幹細胞整形療法は美容外科に革命もたらす』というニュースが欧州から届いています。脂肪注入法の豊胸もそのひとつになるわけですが、このニュースからも、脂肪注入法によるバストアップが、いよいよ豊胸術の主流となってきていることがわかります。」

−豊胸術の主流が、バッグ式から脂肪注入法に変わってきているわけですね。それはやはりバッグ式が危険なためなのでしょうか。

池田先生「バッグ式では、異物を挿入することになるため、拒絶反応が起こる危険性があります。そして、術後1週間は相当な激痛がともないます。それに対して脂肪注入法ではご自身の身体にある余分な脂肪を吸引し、それをバストに注入しますので安全といえるでしょう。また、バッグ式ではバッグが破損するといった危険性もともないます。実際にバッグが破損したので除去したいと、私のクリニックにいらっしゃる方が最近増えています。」

−先生、今回のセレブ、ケイティ・プライスはそのバッグ式の豊胸術を3回も受けたというのです。しかもだんだん小さくしていったようです。

池田先生「それは考えられますね。バッグ式の場合は、年齢を重ねるごとにほかの部位が変化しているにもかかわらず、胸だけが突出したままなので違和感を生じることがあります。また、年月の経過につれて、バッグが硬くなって胸の形が崩れる危険性があります。それに対して脂肪注入法ではバストと同質の脂肪を利用しますので、不自然な硬さもなくレントゲンにも写りません。」

「手術はもうたくさん」と言うケイティも、バッグ式ゆえ、やむを得ず3度も手術したというわけか。先生のお話をうかがっていると、脂肪注入法が主流となるのはどうやら当然の流れと言えそうだ。

現在、この仏PIP社のインプラントの危険性については、各国が異なる対応を見せているため、不安を抱える女性達が世界中で苛立ちを募らせている。ケイティの言う通りいま欧米では、豊胸術を受ける年齢の若年化の問題と併せ、シリコンインプラントの安全性が、大いなる不安をもたらしているようだ。

※ 池田優子先生は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。(HPはコチラ<http://ikeda-yuko.com/bustup/?lpomax=010****>)
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)