中国の環境問題、「水」と「空気」に関心集まる 干ばつ地域で顕著
中国人を対象に行った「環境問題」に関するインターネット調査で、「注目している環境問題」について質問したところ、「水資源の汚染」が89.1%でもっとも高く、ついで「大気汚染」が83.8%だった。回答者数3000人。調査はサーチナ総合研究所(上海サーチナ)が2011年8月に実施。
◆「あなたが注目している環境問題はなんですか」との質問に対する回答状況は以下の通り。(複数回答)
(1)水資源の汚染……89.1%(2)大気汚染……83.8%(3)気候変動……77.9%(4)森林伐採……66.9%(5)生物多様性の喪失……62.9%(6)その他……12.9%(7)ない……0.4%
「水資源の汚染」が9割近くにのぼり、中国でもっとも関心の高いテーマであることが分かった。中国では2011年5月に南西部の内陸地域で大干ばつが発生。干ばつの被害を受けた陝西省でも「水資源の汚染」と回答した人の割合が87.3%で最多だったのに対し、2番目に関心の高かった「大気汚染」は76.2%にとどまった。干ばつの被害地域では、相対的に水資源への注目度が高い。
収入2万元以上の富裕層では「水資源の汚染」と「大気汚染」の差が小さくなる傾向はあったが、全体的に見れば、関心の高さはやはり「水」と「空気」に集中した。逆に「気候変動」や「森林伐採」、「生物多様性の喪失」などについては、直接自分たちの生活に影響がないためか、比較的ポイントは低かった。(編集担当:西谷格)
