日本近代文学を代表する文豪、夏目漱石(1867〜1916年)の全集未収録の書簡2通が確認された。新聞に連載していた小説「坑夫」について、自社からの単行本の刊行を求める出版社の申し出を断ったものとみられる。内容からは漱石の人気ぶりや多忙な様子がうかがえる。2通の書簡は、枠外上部に「漱石山房」と刻印された漱石愛用の原稿用紙に書かれている。封筒も残っており、宛名は2通とも、東京の出版社・新橋堂の野村