救急車の資料写真

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16日、ソウル弘大入口(ホンデイプク)駅付近で、道路を横断していた歩行者が車にはねられる事故が発生した。当時、事故車両の運転手は小児がんで闘病中の息子を救急外来へ搬送している途中だったことが分かった。

19日、警察などによると、16日午後10時25分ごろ、ソウル市麻浦区(マポグ)の弘大入口駅8番出口付近の横断歩道で、道路を横断していた20代女性が乗用車にはねられる事故が発生した。この事故で女性は脚や腰などを負傷して病院へ搬送されたが、命に別条はないと伝えられている。

事故後、インターネットコミュニティ「ボベドリーム」には、自身を事故車両の運転手の夫だと名乗るAさんの投稿が掲載された。Aさんは事故当時の状況が記録されたドライブレコーダー映像を公開し、「周辺車両のドライブレコーダー映像を探している」と協力を呼びかけた。

映像には、横断歩道の前でためらっていた女性が、道路中央のバス停にバスが停車すると突然バス停方向へ走り出す様子が映っていた。青信号で走行していた運転手は女性と衝突し、女性はそのまま道路上に倒れた。一部の目撃者は、女性がバスに乗るため道路横断を試みたように見えたと話している。

Aさんは、当時車両の後部座席に小児がんで闘病中の13歳の息子が乗っていたと明らかにした。Aさんは「息子は手術後の合併症で腸管漏出や敗血症、腹膜炎が疑われる状態で、新村セブランス病院の救急外来へ向かっていた」と説明した。

また、事故直後の警察の現場対応について不満を示した。Aさんは警察との通話で、事故に遭った女性とともに重症救急患者である息子の迅速な搬送を要請したが、現場調査が優先されたと主張した。

Aさんは「事故に遭った女性も早く病院へ搬送し、うちの息子も救急外来へ運んでほしいと要請した」とし、「人命が先なのか、行政手続きが先なのか分からなかった」と語った。

その上で、現場に出動した自動車保険会社の担当者が自家用車で息子を病院の救急外来まで搬送してくれたと明らかにした。

Aさんは「保険会社の担当者が直接子どもを病院へ連れて行ってくれたおかげで、ゴールデンタイムを守ることができた」とし、「混乱していた妻に代わって事故処理を手伝ってくれた市民の方々にも感謝している」と述べた。

一方、警察はインターネットに掲載された内容の事実関係を含め、事故当時の運転手の過失の有無や現場対応全般に問題がなかったかについて調査する方針だ。