ヴィッセル神戸でW杯経験者たちに囲まれて育つ期待のレフティが、U-19日本代表の10番を背負ってトレーニングパートナーとして帯同する北中米W杯でも、日本代表選手たちから大きな刺激を受けている。

 U-19日本代表MF濱崎健斗が15日、日本代表とのトレーニングマッチ後に報道陣の取材に対応。「初めてA代表と活動することができて、(練習試合で)一つ一つの強度、パスの質を感じられて良かった」と手応えを語った。

 2007年生まれで19歳の濱崎はすでにJ1通算12試合(百年構想リーグ含む)、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)通算10試合の出場経験を持つMF。左足の技術を活かしたドリブルだけでなく、得点力も兼ね備えており、高校時代の高円宮杯プレミアリーグWESTでは3年間通算28得点を記録してきた期待のアタッカーだ。

 左利きの技巧派アタッカーということで現在の日本代表ではMF堂安律、MF久保建英に近いタイプ。貴重な帯同期間を通して「自分も左利きなので見ることも多いし、とても参考にする選手だと思う。もっと見て聞いたりして引き出せれば」と刺激を受けているようだ。

 14日にはW杯初戦オランダ戦を現地で観戦し、世界的大舞台のムードを初めて味わった。「一番はそこに立ってプレーしたいというのが強かった。サポーターとして相手も強かったけど、全然やれていたし、日本も強かったので良い試合を見られた。チームで戦うところだったり、一つ一つをサボらないというところを見ていて思った」。さらにいまの自分に必要なものも感じ取っていた。

「自分の特徴をもっと伸ばすところだったり、堂安選手だったり試合を見ていても守備がとてもできるので、両方のところ。攻撃をもっと伸ばして、守備でもっと戦える選手にならないといけない」

 神戸ではFW大迫勇也、FW武藤嘉紀、MF乾貴士、DF酒井高徳、GK権田修一といったW杯経験者に囲まれてプレーしており、日常から世界を意識させられる環境にある。

「大迫選手だったり、W杯に出た選手と日々練習して、代表選手がいっぱいいて、練習の強度だったり、質だったりに最初はついていくだけだったのが、今はもう中に入って普通にやっていけるようになっているので、そういうところは自分の自信につながっている」

 ハイレベルな日常で積み重ねた自信と、トップ選手からの大きな刺激を糧に「自分もそこにもっと入っていかないといけない。自分たち若い選手がもっともっとそこに食い込んでいけるように日々成長したい」と濱崎。18年ロシアW杯から翌年のA代表入りを掴んだ久保のように、貴重な経験を自らの未来に繋げていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)