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今シーズン、クラブ最高勝率を記録したレバンガ北海道。

大きな飛躍を遂げた1年を小川嶺オーナーに直撃しました。

新アリーナ構想については、年内にプロジェクトを進める考えを明らかにしました。

強さの理由は… チーム人件費の倍増!

5月9日に開かれたレバンガ北海道の「ファン感謝祭」。

ひと際盛り上がったのは3ポイントシュート対決です。

折茂代表が17本成功させるとー

一方の富永啓生選手は…18本を決めて勝利!

ファン・ブースターを大いに沸かせました。

(富永啓生選手)「来季も引き続き頑張りますので応援よろしくお願いします」

5月に2025ー26シーズンを終えたレバンガ北海道は、37勝23敗とクラブ最高勝率を記録しました。

強さの理由の1つが…

選手の年俸などチーム人件費の倍増です。

その結果、日本代表の富永選手をはじめとする優秀な選手を獲得することができました。

その人件費を増やすきっかけとなったのが、2025年6月に就任した小川嶺オーナーです。

29歳という若さで上場企業「タイミー」の社長を務めています。

自らの個人資産をレバンガへ投資する小川オーナーに、この1年間を振り返ってもらいました。

小川オーナーが振り返る「良いチームがつくれたと思う」「私の誇り」

(宮永キャスター)「ここまでできるチームになったのかという思いがある」

(小川嶺オーナー)「CSを目指していたのですごく悔しい結果。スポーツが難しいと思ったのが“けが人”。そこで勝率が落ちている。もし誰もけがをしなかったら行っていたのではないかと考えると。ものすごく良いチームが今回つくれたと思うし、私の誇り」

オーナーとして、レバンガをさらに強くするための役割とはー

(小川嶺オーナー)「私自身はバスケのことはあまりよくわからない。選手の任用やスタメンは自分が口を出す立場ではない。GMが『どのような選手がほしい』『こんなチームをつくりたい』というのを叶えるための経営をするのが自分の役割」

現在のGM・ゼネラルマネージャーは、“北の鉄人”としてファンに愛され、2024年に現役を退いた桜井良太さんです。

桜井さんはGMに就任した際ー

(桜井良太さん)「ずっと僕はコンプレックスを抱えている。レバンガ北海道がなかなか強いチームにならなかった。それをセカンドキャリアで叶えたい」

そこで、日本代表の富永選手を複数年契約で獲得するなど、チーム強化に動きました。

富永選手はその期待に応え、B1リーグ日本人トップの平均得点をマークし、レバンガの勝利に貢献してきました。

(宮永キャスター)「この1年、経営面の評価は?」

(小川嶺オーナー)「この1年は赤字でもいいと思って入ってきているので。今回富永を呼んで、オカフォーを呼んで、正直チーム人件費は2倍にしている。4億円から8億円になっているので。それよりは5年で日本一をとる。経営云々というよりはそれを実現したい」

(宮永キャスター)「どうしてオーナーになろうと思った?」

(小川嶺オーナー)「私自身はスポーツが大好きで、中学・高校とサッカーをやってきた。何かスポーツオーナーになりたいというのが子どものときの夢。今後最もポテンシャルのある都道府県で何か勝負してみたいと思ったときに、北海道というのが出てきて」

折茂代表も小川オーナーの考えに強く共感しています。

(記者)「小川オーナーが入ったことで選択肢は広がった?」

(折茂武彦代表)「広がりましたね。小川オーナーが後ろにいることで、いままで動かなかったものが動くようになった。小川さんはバランス感もあるので」

小川オーナーが目指す「新アリーナ構想」候補地は複数あり

その小川オーナーが就任直後から明言しているのが、新アリーナ構想です。

札幌市内で1000億円以上をかけ、1万人以上収容するアリーナの建設を目指しています。

今シーズン、1試合当たりの平均入場者数は5743人とクラブ史上最多を更新。

より大きなアリーナの需要は高まっています。

(小川嶺オーナー)「アリーナだけをつくりたいわけではない。アリーナだけをつくるなら2~3ヘクタールで足りると思うが、(アリーナ以外も考えると)それだけでは足りない。アリーナを軸として、4~5ヘクタール以上の街をつくっていかないと、『街が変わったね』とか『そこに行きたいね』とならない」

候補地は市内に複数あるといいます。

中でも有力なのは、東区にある「JR苗穂工場」です。

老朽化から移転などが検討され、広さはおよそ20ヘクタールあります。

さらにもう1つが、中央区の中島公園周辺です。

こちらも閉館するホテル跡地など広い土地がありますが、現時点では市のMICE施設の建設が計画されています。

(小川嶺オーナー)「いまここというところは決まっていないが、年内にはプロジェクトを走り出していくことを実現したい。こういうアリーナにしたい、アリーナの周辺にはこんなものがあると街全体が変わるということを絵で見せたいと思っている」

アリーナの理想のイメージとして挙がったのが…

(小川嶺オーナー)「エスコンってすばらしいなと。エスコンは何度も行っているが、試合日以外も行きたい場所となっている。サウナがあったりだとか、いろいろな施設があったり、本当にエンタメとしてすばらしい形。それを札幌市内につくれたら、もっとアクセスが良いと思うし、そんな憩いの場をつくりたい」

(宮永キャスター)「札幌市との連携は?」

(小川嶺オーナー)「札幌市のまちづくり構想の中にちゃんと入れていかないといけない」

2025年10月、小川オーナーが視察したのは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの本拠地「IGアリーナ」です。

バスケの最大収容人数はおよそ1万5000人。

(小川嶺オーナー)「すごいなあ」

ここは自治体がおよそ200億円、さらに民間企業も200億円を出資した官民連携のアリーナです。

(小川嶺オーナー)「それなりのお金をかけますので(自治体と連携しないと)もったいない。札幌市が考えていない場所でやるというようなことは絶対にない」

(宮永キャスター)「スポーツビジネスの難しさは?」

(小川嶺オーナー)「うまくいきすぎなんじゃないですかね。初年度からこんなに強くなるというのは、もちろん自分はそうしたいと思っていましたけど、『そうしたい』と『そうできる』は違う。運が良かったと思いますし、スポーツビジネスの難しさは、運に左右される」

レバンガ北海道は秋に開幕する国内最高峰のリーグ「Bプレミア」に参戦します。

来シーズンの目標はー

(小川嶺オーナー)「自分たちがやるべきことは日本一を目指すことなので、そこはぶれることなく、絶対にCSに出場したい。ブースターが『楽しかった』と『良い試合だった』と言ってくれるようなシーズンにしたい」