ベストレシーブ賞を受賞して観客に手を振るサントリーの高橋藍(カメラ・上村  尚平 )

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 バレーボールの大同生命SVリーグの年間表彰式が19日、都内で開かれ、男子でレギュラーシーズン(RS)で初優勝し、CSで準優勝のサントリーの主将・高橋藍は、ともに2季連続でアウトサイドヒッター部門の「ベスト6」、「レシーブ賞」のタイトル2冠に輝いた。今季限りで退団を発表しており、ラストシーズンで最後は笑顔を輝かせた。

 紺のスーツ、紺に淡いブルーのラインが入ったネクタイを付け、スタイリッシュに登壇した高橋藍は「RS優勝と印象に残るのはCSの決勝。大阪ブルテオンさんとタフな試合で敗れてしまったけど、このSVリーグでレベルの高い試合をできたことをうれしく思います。レシーブができてアタックを決める世界NO1のOHのところを目指していく。この先もタイトルを糧に、また次のステージでも頑張って行きます」と喜びを語った。

 国内リーグ初参戦で名実ともに成長した。イタリア1部・セリエAのモンツァでプレーオフ準優勝後、24年5月に国内リーグ初参戦となるサントリーに加入。1季目は全日本選手権とリーグCSの2冠を達成。個人ではCSのMVPなどタイトル4冠を飾った。

 2季目の今季は主将の重責も担った。2戦目から怒とうの29連勝、RSを40勝4敗で初制覇した。CSは決勝でRS2位の大阪Bに1勝2敗で及ばなかったが、国内最高峰の激戦を見せた。

 個人ではアタック決定率で日本人1位の全体2位(53・4%)、サーブ効果率は昨季の11位から大幅浮上の3位(14・0%)、サーブレシーブ成功率は4位(49・2%)と攻守の各部門で上位に名を連ね、成長を示した。

 サントリー退団後も「唯一無二のプレーヤーになる」との夢へ突き進む。「常にトップ選手になり、チームを勝たせる選手になる」と誓った。今月末からは日本代表として28年ロサンゼルス五輪への戦いも始まる。9月のアジア選手権(福岡)を制すると、最短で出場が決まる。日本で成長を見せた2シーズンを、夢舞台につなげていく。

 ◆高橋 藍(たかはし・らん)2001年9月2日、京都市生まれ。24歳。バレーは小学2年から。京都・東山高3年時の19年度全日本高校選手権(春高バレー)を制覇。日本代表初選出は20年2月。同4月に日体大進学。2年時の21年11月に伊1部セリエAのパドバと契約し、23―24年季はモンツァでプレーオフ準V。24―25年季に日本のサントリー入りし、2季目の今季は主将。五輪は21年東京、24年パリ大会で7位。家族は両親、兄、妹、愛犬「ヨグ」。188センチ、83キロのアウトサイドヒッター。