日本を動かす官僚の街・霞が関から“マル秘”情報をお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「霞が関コンフィデンシャル」。最新号から、ダイジェストで紹介します。 

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NHKの意外な理事人事

 井上樹彦会長(昭和55年入局)体制下で初となるNHKの理事人事は、蓋を開けてみれば8人中7人が退任、9人の新顔が並び、局内外を驚かせた。


井上樹彦氏 ©時事通信社

 理事は会長が選任し経営委員会が了承するが、任期は放送法で1期2年と定められている。3期6年務めた小池英夫専務理事(昭和60年)を含む任期満了の5名はともかく、任期を1年残す根本拓也理事(62年)と寺田健二理事・技師長(平成2年)にも、「後進に道を譲りたい」という理由つきで辞表を出させた。唯一残った末席の原聖樹理事(同)が専務理事に昇格し、一気に序列第3位となった。

 かつて傍若無人で鳴らした籾井勝人元会長ですら、理事を任期途中で退任させることはなかった。井上会長は、経営委員会から突き付けられた「チームで経営せよ」との要求をうまく利用したともいえる。

「プロジェクトX」「クローズアップ現代」などに携わり、制作・編成の要として制作部門を率いてきた伯野卓彦コンテンツ戦略局長(元年)の理事就任は、同期の山名啓雄副会長の存在があったとはいえ「遅すぎた」との受け止めが広がる。一方、「早すぎでは」と囁かれるのが小川航氏(6年)だ。2022年に経営企画局の専任部長から水戸放送局長に就いたわずか7か月後、当時の稲葉延雄会長の下で副会長に就任した井上氏が、小川氏を秘書室長として呼び戻し、自らの懐刀とした。〈続きでは、他に任命された理事の特色や経歴についても語られています〉

※本記事の全文(約4500字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年6月号に掲載されています(霞が関コンフィデンシャル)。

(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2026年6月号)