被災の“能登の民宿”再生進む 石川・能登町の農家民宿群に今季初の修学旅行生 田植え体験に歓声
地震で被害を受けた能登の民宿の再生が進んでいます。石川県能登町の農家民宿群に13日、今シーズン初となる修学旅行生が訪れ、田植え体験が行われました。
13日、石川県能登町にある農家民宿群「春蘭の里」に訪れた中学生たち。その目的は能登への修学旅行です。
生徒代表:
「普段の学校生活ではできない、とても貴重な学びになると思っています」
訪れたのは、東京都の東山中学校からきた生徒約120人。春蘭の里では、今シーズン初めての修学旅行の受け入れです。
去年もこの学校は春蘭の里を訪れていて、生徒たちに豊かな自然に触れてほしいとの思いから、ことしもこの地を選んだといいます。
「きゃ~」
修学旅行の生徒は:
「小っちゃいころ、おいしい米が大好きで(農家に)なりたいなって思ってたんですけど、これぞ農家、大変だなって本当にきょう実感しました」
「まじで楽しいっす。これを長年やってみたら、これがやりがいになるのかもしれないですね」
春蘭の里ではことし、首都圏や関西から5校が修学旅行に訪れ、このうち3校は初めてとなります。
春蘭の里代表理事・多田 真由美 さん:
「無事に田植え体験ができて、宿の方と一緒にとても楽しみにしていたので、その日を迎えられてうれしく思います。田舎ならではの体験を、体験がここでできると思うので、楽しい思い出を作ってくれたらなと思います」
石川県内で122軒ある農家民宿のうち、ほとんどは能登地域にありますが、その8割以上が地震と豪雨で被災しました。
その多くが休業していましたが、ことし3月末までに半分以上の65件が営業を再開しました。
この春蘭の里でも、多田さんのような若い担い手が廃業した民宿の再整備などを進めていて、徐々に再生の動きが大きくなっています。
春蘭の里代表理事・多田 真由美 さん:
「少しでも能登が盛り上がることにつながればいいなっていう思いと、後は宿の方たちも修学旅行生の方が来てくれることで、逆に元気をもらえるというか、とてもパワーをもらえるし、宿の方たちも笑顔になってくれればいいなという思いで、せひ今後も続けていきたいと思います」
石川県では、必要なボランティアスタッフを派遣するなど、観光の復興を後押ししていて、担当者は「復興に弾みがつくようしっかりサポートしたい」としています。
