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山形県酒田市の山中で今月5日に発見された遺体について、警察が司法解剖を行った結果、上半身を中心に頭や腕などに動物の歯形や深い爪の痕が残されていたことがわかりました。

死因は挫創による出血で、全身には打撲の所見も確認されています。警察は、命があるときにクマに激しく襲われて死亡した可能性が高いとみています。遺体は、山菜採りに出かけて行方が分からなくなっていた同市北俣の久松幸雄さん(78)と確認されました。

軽トラックから150メートルの山中で発見

久松さんは今月3日に山菜採りのため山に入ったあと行方不明となり、警察が捜索を続けていました。

今月5日の午前9時50分ごろ、酒田市山谷の山林において、久松さんの軽トラックが残されていた場所から南西に150メートルほどの山中で遺体が発見されました。遺体の近くには山菜採りに使う籠のほか、財布やスマートフォンが落ちており、これらと遺体の特徴などから久松さん本人であると特定されました。

遺体近くのクマを駆除、胃の内容物など調査へ

遺体が発見された際、すぐ近くにいたクマ1頭が警察などによって駆除されています。

警察は現在、猟友会とともに駆除したクマの調査を進めており、胃の内容物などを確認して今回の死亡事故との関連をさらに詳しく調べています。

また県や自治体は、クマによる被害が県内でも起きていることを踏まえ、山に入る際は1人では入らないことなど、十分注意して行動するよう呼びかけています。