なぜ「免許センター」は“不便な立地”に建っている?「まだクルマ運転できないのに駅からは遠い!」「バスは少ないしアクセス最悪…」の声も! あえて“陸の孤島”に建設する「納得の事情」とは!
アクセスの悪さに不満の声も
クルマを運転するドライバーにとって、数年に一度の恒例行事といえば「運転免許の更新」です。
その際、各都道府県に設置されている「運転免許センター(運転免許試験場)」へと足を運ぶことになりますが、そのたびに多くの人が感じている共通の疑問があります。
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それは、「なぜ免許センターは、こんなにも不便な場所にあるのか?」ということ。
たしかに全国の施設を見渡してみると、最寄り駅から遠く離れていてバスでの移動を強いられたり、市街地から外れた郊外のエリアにポツンと建てられていたりするケースが非常に目立ちます。
このアクセスの悪さについては、SNSやインターネット上でも度々話題に上り、不満の声が数多く投稿されています。
「まだクルマ運転できないのに駅からは遠い!」「毎回、更新に行くだけで1日がかりの大仕事になる」「駅から遠すぎて交通の便が本当に悪い!」「バスは少ないしアクセス最悪…」「クルマで行っても駐車場に入るまでの渋滞がひどい」など、手続きそのものよりも、そこへたどり着くまでの道のりに疲弊している様子がうかがえます。
では、なぜ誰もが利用しやすい駅前や中心街に建てられないのでしょうか。
もっとも大きな要因は、「施設に広大な敷地面積が必要不可欠だから」です。
免許センターにあるのは、書類の審査や写真撮影を行う単なる事務棟だけではありません。
初めて免許を取得する人や、違反をしてしまった人のための実車を使った「技能試験コース」を併設する必要があります。
信号機やS字カーブ、坂道発進のエリアなど、小さな街を模したような広大なコースを確保しなければなりません。
さらに、施設によっては多くの利用者がクルマで来場することを見越し、巨大な駐車場も用意する場合もあります。
これだけの大規模な施設を作るための土地を、地価の高い駅前や都心部で確保するのは、コストの面から見ても現実的ではないのです。
不便な立地に建つ「二つ目の要因」とは
二つ目の要因は、「周辺環境への影響と配慮」です。
もし、免許センターが交通量や人通りの多い駅前や住宅街にあった場合を想像してみてください。
一日中、教習車や試験車両が走り回り、更新に訪れる無数の来場者のクルマも周辺道路をひっきりなしに埋め尽くすことになります。
騒音問題はもちろんのこと、施設周辺で深刻な交通渋滞や事故を招く原因となってしまい、近隣住民の生活を大きく脅かすことになりかねません。

ちなみに、ネット上では「試験に落ちた人が無免許でクルマを運転して帰らないように、あえてクルマでしか行けないような不便な場所に作っている」という、都市伝説のような噂がまことしやかに囁かれることもあります。
しかし、実際のところは「広大な土地の確保」と「周辺の渋滞緩和」という、極めて現実的で合理的な理由によるものなのです。
こうした事情を踏まえ、ネット上の反響を改めて見てみると、「確かにあの広いコースを考えたら駅前には作れないよね〜」「不便なのは仕方ないけど、せめて駐車場の台数をもっと増やしてほしい」といった、施設の役割を理解した上での冷静な意見も見受けられました。
そして、遠くて不便な免許センターへ行く手間を省くための、一番確実な方法があります。
それは、無事故・無違反を継続して「優良運転者(ゴールド免許)」になることです。
優良ドライバーであれば、わざわざ遠くの免許センターまで足を運ばずとも、近隣の指定警察署などで短時間で更新手続きを済ませられるケースが多くなります。
「あの不便な場所にはなるべく行きたくない」という思いを、日々の安全運転へのモチベーションに繋げてみてはいかがでしょうか。
