バガイ外務省報道官(4月5日、イラン・テヘランで)=ロイター

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 【バンコク=吉形祐司、ワシントン=栗山紘尚】イランのエスマイル・バガイ外務省報道官は3日、国営テレビの番組で、米国との戦闘終結に向けて提出した14項目の新提案に「核問題は含まれていない」と明らかにした。

 米国から回答が届いたとしており、仲介国パキスタンを通したやり取りが続いている模様だ。

 バガイ氏は、「提案はレバノンを含む戦闘終結に特化されている。核問題は一切含まれていない」と述べた。提案では核問題について、過去の対米協議の経過という文脈で触れたのみで、「(米国と)やり取りはしていない」と強調した。

 イランが提案した30日の期限設定については、「双方が戦闘終結に合意し、いかに履行するかを議論する期間」と解説した上で「(30日では)合意履行の詳細に関する結論には達しないだろう。時間が必要だ」と指摘した。また、「我々は期限を切った交渉をしたことはない」と主張し、期限については柔軟に対応する方針を示した。

 バガイ氏は、米国からパキスタンを通して14項目の提案に対する回答があったことも明らかにし、「検討し、結論に達した後に回答する」と述べた。

 一方、米国のトランプ大統領は3日、自身のSNSに、イランとの戦闘終結に向けた協議を巡り、「私の代表団がイランと建設的な議論を行っている」と投稿した。14項目の提案には言及せず、「全ての人にとって前向きな結果につながる可能性がある」とも述べた。