『飽きた』は脳の疲れのサイン!集中力が切れる仕組みと正しい休憩のタイミング

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『飽きた』は脳の疲れのサイン!集中力が切れる仕組みと正しい休憩のタイミング

「飽きた」と感じたら休憩を

なぜ「飽きた」と感じるのか?脳科学で読み解く集中力の正体 特定の神経回路を酷使すると脳は「ストップ」をかける

 1つの作業に没頭していたものの、なんとなく飽きてきて集中力が途切れてしまったという経験は誰しもあるのではないでしょうか。

この「飽きてきた」という感覚こそ、脳が最初に出す「疲れ」のアラームなのです。

脳は千数百億個を超える神経細胞の塊です。

それぞれの神経細胞が1000個以上のほかの神経細胞とつながり複雑な神経回路を形成し、脳内に張り巡らされています。

脳からのSOSサイン:見逃してはいけない3段階のアラーム

 例えば、パソコンに向かい延々と同じ作業を続ければ、ある特定の神経回路だけを酷使することになり、その部分だけが疲弊していきます。

第1段階:「飽きた」――別の神経細胞を使いたいという訴え

これ以上疲弊させては危険と判断した脳は、別の神経回路を使わせようと体にアラームを発します。それが「飽きた」という感覚なのです。

第2段階:あくび・眠気・だるさ――本格的な疲労の始まり

 それでも無理に同じ作業を続けると、脳はさらに「疲れた」「眠くなってきた」という次のアラームを出します。

第3段階:注意力の低下・視野狭窄――深刻な不調への警告

それも無視すれば、注意力や判断力の低下、さらには視野が狭くなるなどという悪循環に陥っていきます。

疲労をためてしまうと、めまいや不眠といった深刻な症状を引き起こすこともあるのです。

効率を下げない休息術|「飽きた」瞬間に作業を切り替えるメリット

そうならないために「飽きてきた」という最初のアラームを感じたら、たとえ作業の途中でもいったん中断し、違う作業を間に挟むなどして脳を休めるようにしてください。

脳の「疲れたサイン」を見逃さないで

作業中、なんとなく飽きてきたと感じるのは、決して「怠けている」わけではなく、実は脳からのSOSサインなのです!

サイン① なんか飽きたな
作業に飽きてしまうのは「疲れたのでほかの神経細胞を使ってほしい」という脳からの訴え。無理せず一度休憩を。

休まず作業を続けると…

サイン② あくび、眠気、だるさ……が起きる

出典『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』(梶本修身・著 日本文芸社刊)