元セクシー女優が暴露する「撮影現場の裏側」…“台本が当日激変する“ムチャぶり地獄”も
ひと昔前にはあった「グラビア撮影と聞いて行ったら、オトナのビデオの現場だった」といった女性を騙すようなことは一切なく、現在は事前に香盤(1日のタイムスケジュール)や台本をもらえるくらいにクリーン化した。
ただ、やはりこの仕事は形のない商売。全て台本通りに“なぞる”わけがなく、身体的負担はないものの「コレをやってみてくれない?」というムチャぶりは結構多い。
◆もっともキツかった“ムチャぶり体験談”
業界がクリーンになったとは言っても、全てが女優ファーストとは限らない。冒頭で「事前に台本をもらえる」と説明したが、筆者が現役のときは、事前にもらった台本はかなり簡易的で、当日現場入りしたら中身がボリュームアップしていた……なんてこともあった。
現役時代に一番恐ろしかったムチャぶりは、台本があるのに“私だけ”オールアドリブを求められたことだ。解説役のようなポジションを事前に言い渡されていたのだが、当日台本を読んでも私のパートがほとんど見当たらない。不安を抱えながらヘアメイクをしてもらっていると、監督が近づいてきて衝撃の一言を放った。
「あなたのパートはほとんどアドリブでいいからね。頼んだよ、ヨロシク!」
はたから聞くと、とても信頼されているように思えるものの、出演者も多かったことから「私のぶんのセリフを書くのが面倒だったんじゃないか?」という疑念に駆られる。
「アドリブ“で”いいからね」の“で”に込められた“丸投げ感”はなかなかスゴく、おまけに解説役ポジションなので終日拘束。他の女優よりもパートが多いのにオールアドリブ要求など、プレッシャーが半端ないのである。
他のパートと被るような発言はまずNGで、ダメと判断されたらもう現場に呼ばれない……と思うと心臓がバクバクしてしまう。なんとか仕事を終え、ありがたいことに次回も呼ばれたのだが、2回目以降も似たようなムチャぶりをされたのは言うまでもない。
◆“些細なシーンも徹底撮影”で起きる「リアルなムチャぶり現場」
セクシービデオは、ユーザーにとっての“メインパート”以外は早送りされがちなものの、作り込みのための些細なシーンも徹底的に撮る。公園や海でキャッキャとはしゃぐイメージシーンから、OL役のオフィスで働くシーンまで。そこそこの尺がある作品なら、絶対にこれらをカットすることはないのだ。
とある現場では某女優が先輩AD役を務めており、後輩ADに現場のアレやコレを教えるパートがあった。少しでも真実味を出すべく、実際にいるADのような立ち振る舞いをお願いした監督は、彼女にちょっとしたムチャぶりをする。
「ADさんって現場セットのコードをスルッと束ねるんだけどさ、それやってくれないかな?」
実はコレ、ただ束ねるだけではなく、かなりのスピーディー&正確さが求められる作業だ。ある意味専門的とも言えるスキルで、初挑戦ではほぼ100%失敗するであろう。
ムチャぶりを喰らった女優さんは「えぇ、やるんですか?」と焦り気味。カメラを回す前に2、3回練習したものの、案の定今すぐの習得は難しく、結局そのシーンは内容が差し替えられた。
「やっぱ難しいよね」と楽観的な様子で言った監督に対し、近くにいた私は「そりゃあそうだろ!」とツッコみたくなってしまった。
◆台本を20分で覚えないといけない“ムチャぶり地獄”も
