この手の思いつきからムチャぶりに発展するケースは多く、たまに女優さんが機嫌を損ねたり、うまくこなせたものの後々メイクルームで愚痴っていたり。ムチャぶりをこなした末にさらなるムチャがやってきて、頭を悩ませるケースもあるとか……。

 他にも簡易的な撮影だと、当日キッチリした台本を渡されることもあれば、急な変更で「今から覚えて!」と言われて、20分後にカメラを回すなども“あるある”だ。

 どれも後に笑い話になるようなムチャぶりだが、臨機応変さが求められるのは事実。お願いをされてフリーズしてしまうような人はまず務まらないため、頭の回転が良いほどこの仕事は有利と断言しても良いくらいだ。

 改めて考えると、セクシー女優とはつくづく大変な商売である。ただニコニコ笑って可愛いだけではなく、常に頭をフル回転させる必要があるため、美しいルックスと頭の良さを兼ね備えていなければ到底務まらない仕事なのだ。

文/たかなし亜妖

―[元セクシー女優のよもやま話]―

【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。