「彼女は“性欲モンスター”」「誰とでもすぐ…」17歳女子高生を暴行・殺害、内田梨瑚被告(23)がとっていた“常軌を逸した行動”《わいせつ動画も》〉から続く

 2024年4月19日、北海道旭川市で当時17歳の女子高校生がつり橋から落下し、亡くなった。事件発生からまもなく2年が経過する。殺人、不同意わいせつ致死、監禁の罪で起訴されたのは、内田梨瑚(りこ)被告(23)だ。彼女を「姉貴分」と慕い、共犯となった小西優花受刑者(21)には懲役23年の実刑判決が確定している。

【画像】「不倫関係に…」スナックではしゃぐ内田被告とX警部補(当時)

 犯行当時、被害者が全裸で土下座する姿を動画で撮影し、暴行の様子をビデオ通話で仲間に見せていたという内田被告。凄惨な犯行の背景には何があったのか。逮捕時に被告らの生い立ちや被害者との関係性に迫った「週刊文春」の記事を再構成し、事件の深層に迫る。

 逮捕時19歳だった小西受刑者は匿名で報道されていたが、改正少年法で起訴後の実名報道が可能な「特定少年」に当たり、起訴された2024年8月に地検が氏名などを公表している。(全2回の2回目)


内田被告(TikTokより)

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担当刑事との不倫が発覚

 さらに、内田被告は旭川中央署のX警部補(当時)と不倫関係にあったことも明らかになっている。二人が出会ったのは、署員らの溜まり場となっていた市内のカラオケスナックだった。署員らが飲んでいるところに内田被告が来店し、意気投合したとされる。

 押収されたスマホの履歴などから関係が浮上し、内田被告自身も取り調べに対し「中央署のXさんとは不倫関係にありました」と証言したという。

 Xはその後、「被告の女と事件前に不倫していた」として訓戒処分に(※)。捜査関係者によると、すでに道警を離れているという。

 一方、内田被告の「舎弟」として犯行に加わった小西は、内田被告とは異なる背景を持つ。小学校時代には、いじめを主導して学級崩壊状態を引き起こした過去があった。しかし、そのことが原因で中学では孤立し、おとなしい性格だったという。高校を1年ほどで中退した後は、内田被告と行動を共にするようになり、いびつな師弟関係を築いていった。

橋の上で裸にさせ、「落ちろ」「死ねや」

 事件の発端は、被害者の女子高校生(当時17)がSNSで内田被告がラーメンを食べる写真を無断で使用したことだった。解決金として10万円を要求された被害者が電子マネーの送金に失敗すると、内田被告は激高。小西らと共に被害者を約4時間にわたって車で連れ回し、監禁、暴行を加えた。

 そして2024年4月19日未明、「神居古潭(かむいこたん)」のつり橋の上から、衣類を脱がせた被害者に「落ちろ」「死ねや」などと言って約10メートル下の石狩川に落下させ、殺害したとされる。

「殺すつもりはなかった」などと容疑を否認

 内田被告は監禁罪は認めるものの、殺人罪については「直接手を下しておらず、殺すつもりはなかった」などと容疑を否認している。一方共犯の小西受刑者は起訴内容を大筋で認め、2025年3月、懲役23年の実刑判決が確定。小西受刑者の弁護人は勾留中、直筆の手紙を公開している。そこには、次のようにつづられていた。

〈リコさんの事を止めていればこのような事にはならず、被害者の子は今頃生きていて普通に暮らしていたかもしれない。でもリコさんと私は結果、亡くならせてしまったんです〉

 内田被告の裁判員裁判は5月25日に初公判を迎え、6月22日に判決が言い渡される予定だ。小西受刑者も証人として出廷するとみられる。残虐極まる犯行の真相は、法廷でどのように語られるのだろうか。

※2024年当時、「週刊文春」が道警本部に不倫及びその後の処分について見解を問うと、いずれも「個別具体的内容については、回答を差し控えます」などと答えている。

(「文春オンライン」編集部)