【検証】遠藤市政2年 阿波踊り【徳島】
任期の折り返しを迎えた、遠藤市政をシリーズで検証しています。
4月16日は、遠藤市長が民間委託の復活を公約で掲げた「阿波踊り」についてです。
400年以上の歴史を持つ、徳島の夏の風物詩「阿波踊り」。
2025年の徳島市の阿波踊りには約111万人が訪れ、熱気に包まれた会場で多くの人が踊りに酔いしれました。
(2019年 徳島市・遠藤彰良 市長)
「民間企業としての発想力に大きな期待をしている」
「徳島市としては行政として、阿波踊りが成功するようにしっかりサポートしていく」
1期目の2019年、遠藤市長は民間の共同事業体と契約を結び、阿波踊りの民間委託を実現します。
しかし、市長の交代で方針は変わり、共同事業体は解体。
民間委託の試みは、わずか2年で幕を閉じました。
2期目も民間委託を公約に掲げたものの、遠藤市長は、市が事務局を担う実行委員会方式を選択します。
そんな中で迎えた2024年の阿波踊りは、南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が発表されていた中での開催となりました。
(2024年 徳島市・遠藤彰良 市長)
「本当に(実行委員会)はよくやってくれたと思う」
「時間も短い中で、かなり徹底した対策ができたんだと思っている」
2025年の阿波踊りではその経験を踏まえ、災害発生時の避難誘導に「自動飛行ドローン」を活用する協定を民間企業と結び、より災害対策に力を入れました。
(徳島市・遠藤彰良 市長)
「南海トラフ地震の浸水想定エリアで行われる阿波踊りにおいては、踊る人、観る人、参加する人全ての方が安心して楽しめるイベントになるように」
実行委員会方式で開催するようになった2022年以降、阿波踊りは4年連続の黒字に。
期間中の台風の襲来など、気象リスクも高まるなか、遠藤市長も民間事業者への「委託は困難」との見解を示すようになっていました。
(徳島市・遠藤彰良 市長)
「現在の実行委員会が主体となり、市民のみなさまとともに未来に引き継いでいけるよう」
「徳島市といたしましても、実行委員会としっかり連携し取り組んでまいります」
結局、遠藤市長が目指す阿波踊りとはなんなのか?
(徳島市・遠藤彰良 市長)
「(事務局の市の職員は)一生懸命やっているので、阿波踊りをしっかり運営できるものだと思っている」
「民間委託が理想的だと思っていた」
「前に市長をしていた時に、素晴らしい条件で民間が引き受けてくれていたので」
「そういう(民間委託するという)目標を持って考えている」
「より良い運営のために当然、いろいろと考えていかないといけない」
民営化を「目標」と語り、今後の展開に含みを持たせた遠藤市長。
しかし、現在の方式で成果が出ていることも事実です。
単なる運営手法の議論に留まらず、徳島が誇る伝統をいかに守り次世代へつないでいくのか、その「最適解」が今、改めて問われています。
