高松空港の濃霧対策で着陸装置高度化へ 国の新年度予算で新規事業採択 香川
資料 濃霧時の高松空港
濃霧の影響を受けやすい高松空港の着陸装置を高性能化する事業が、2026年度予算の新規事業として採択されました。
標高185mの高台に位置する高松空港は雨や濃霧の影響を受けやすく、視界不良による欠航などが多く発生しています。
国土交通省は7日に成立した2026年度予算で、視界不良の時でも航空機を安全に滑走路まで誘導する高性能の「計器着陸装置」を高松空港に導入する新規事業を採択しました。
現在、高松空港に整備されているのは、最も性能が低い「カテゴリーⅠ」ですが、着陸時に滑走路が550メートル以上見えている必要があるほか、地上60メートルで滑走路や灯火が見えなければ着陸をやり直す必要があります。
今後は、濃霧などで着陸ぎりぎりまで滑走路が見えなくても、着陸時に滑走路が50メートル見えていれば自動操縦で安全に着陸できる「カテゴリーⅢ」に対応した機材が導入されます。
高松空港によりますと、2025年4月から2026年2月にかけて起きた欠航のうち29回は、「カテゴリーⅢ」が設置されていれば避けることができていたということです。
2026年度予算には高松空港関連の整備事業費として11億1300万円を配分し、このうち着陸装置の高性能化に向けた調査と設計費に約3億3000万円を盛り込んでいます。
総事業費は約60億円を見込み、2033年度の完成を目指します。
香川県の池田知事は「大変喜ばしく思う。今後は早期の完成に向けて、国と協力して取り組んでまいりたい」とするコメントを発表しました。
