田中は69分までプレー。PK戦を制すと、一目散に駆け寄った。(C)TOSHI TAKEYA(SOCCER DIGEST)

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 もう少し待つべきだった。とはいえ、結果は変わらなかった。

 現地4月5日に開催されたFAカップの準々決勝で、ウェストハムは田中碧を擁するリーズと本拠地ロンドン・スタジアムで対戦。田中の鮮烈弾とPKで失点した後、後半アディショナルタイムに2発を叩き込み、PK戦に持ち込んだものの、接戦を落とした。

 注目を集めているのが、ウェストハムサポーターの行動だ。

 0−2で迎えた最終盤、「これは厳しい」と見た人々が、混雑を避けるためにタイムアップを待たずして離席。ただ、90+3分にマテウス・フェルナンデスが1点を返すと、歓声を聞いて次々に戻ってきた。

 そして、90+7分にアクセル・ディサシの同点弾が生まれ、延長戦に突入したのだが、スタジアムの外に出てしまった人は、再入場ができないため、スタンドに戻れず。場外で見守る羽目になってしまったのだ。
 
 SNS上では、呆然と立ち尽くし、どこか哀愁を漂わせる人々を切り取った写真が話題に。様々なコメントが寄せられている。

「彼らは自業自得だ」
「最悪だな。ここには教訓があると思う」
「まあ、どっちにしろ彼らは負けるよ」
「外で45分も待った挙句、結局帰るべきだったと気付かされた」
「0−2でAT?俺ならとっくに地下鉄に乗っていた」
「FAカップは早退してはいけない。何が起こるか分からない」
「チケット代を払ったんだから、恩知らずな真似はするなよ」
「理解できない。本当にバカげてる」
「生でフットボールの試合を見たいと願っている人は山ほどいるんだ」
「スタジアムはテレビではない。試合が面白くなったら戻ってくればいいわけじゃない」
「早く帰るなんて、デザートを捨ててブロッコリーを食べるようなもんだぜ」

 もっとも、この究極の一喜一憂もフットボール観戦の醍醐味と言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】なんて寂しい…スタジアムの外で呆然と立ち尽くすウェストハムサポーター