KKT熊本県民テレビ

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この4月から自転車を取り巻く制度が大きく変わります。

「県民のギモン」、今回のテーマは、1日からスタートした「自転車の青切符制度」です。

スマホを片手に…一時停止をせずに急に飛び出してくる自転車。

交通違反による自転車の事故が後を絶ちません。

このような中、きょう4月1日からスタートしたのが自転車の「青切符制度」です。

■60代女性「新聞で見ました」
■20代男性「なんとなくは知っています」
■20代男性「知らないです」

損保ジャパンの調査では、制度を理解している人はわずか16.5%。概要は知っているが詳細はよくわからない人が33.8%です。

★ギモン①「青切符制度とは?」
「青切符制度」の対象は16歳以上。
自転車を運転中にスマホで電話をしたり、画面を注視したりすると…反則金1万2000円!
信号無視や道路の右側を走る逆走は…反則金6000円!
さらに歩道を走ると…反則金6000円!
全部で113の交通違反に反則金が課せられます。

■緒方太郎キャスター「16歳以上ということですが、車の免許を持たない人や高校生、大学生も含まれます。親御さんにとっても気になる制度ですね。」

■永島由菜キャスター「VTRで紹介したほかにも様々な行為が対象となります。」

▽一時不停止:5000円
▽傘さし運転:5000円
▽イヤホン:5000円
▽並走:3000円
全部で113の行為が対象ですので覚えるのも大変です。

★ギモン②「そもそも青切符導入の背景は?」

青切符制度の導入の背景にあるのが「自転車の人身事故」です。

県警によりますと、2025年の熊本県内の事故件数は2947件。そのうち434件が自転車が関係するものでした。

事故全体に占める割合は14.7%で10年前の10.8%から増加しています。

去年11月には、県内で大学生が乗った自転車が高齢の男性をはねる事故もありました。

また、自転車の検挙数も増加していて2025年は115件と、2023年のおよそ4倍です。(2025年:115件、2024年:40件、2023年: 28件)

県警は青切符制度の導入にこんな期待を寄せています。

■熊本県警交通指導課・星子博秋交通指導官「改めて自転車のルールやマナーを確認いただいて自転車を安全に利用していただければと…。自転車の交通違反については原則『指導警告』というスタンスを取っています。具体的な危険が発生したり、悪質なもの、こういった違反に対しては青切符を交付して検挙するということとしています。」

■緒方キャスター「違反するとすぐに青切符になるということではないんですね。」

■永島キャスター「警察官が自転車の違反行為を現認した場合、基本的には口頭と書面による指導と警告を行います。ただし、交通事故の原因となるような悪質で危険な違反は青切符が交付される場合があり、反則金を納めなければなりません。

■緒方キャスター「青切符が交付される悪質で危険な場合というのは、具体的どのようなケースなのでしょうか?」

■永島キャスター「警察庁が出している自転車ルールブックの中で示されているものがこちらです。」

▽遮断機の下りた踏切に立ち入り
▽ブレーキがない状態で走行
▽ながらスマホ

これらは反則行為の中でも重大事故につながるおそれのある違反も例として紹介されています。

また、違反を2つ同時にしていて事故の危険が高い場合。例えば、2人乗りしながら赤信号無視なども挙げられていますね。

このほか、警察官の指導警告に従わず、車道を右側走行し続けるなどの違反を続けた場合も青切符になる可能性が高いです。

113の違反、全てが対象でありますが、このような周囲への危険が高まった場合は、青切符が交付されます。

青切符制度について解説している「自転車ルールブック」は警察庁のウェブサイトに掲載されていますので、ぜひご覧ください。

■緒方キャスター「まずは制度を正しく知ること、何より重大な事故を起こさないためにも一人ひとりの意識が大切ですね。あすも自転車の青切符制度、『歩道走行』のギモンや課題について考えます。」