「3人を自由に打たせて終わる」なぜ井上中日は開幕3連敗を喫したのか 球界OBが目を向けた3戦目1安打完封負け、8回の攻防「福永に送りバントもなかったのかな」

敵地で開幕3連敗を喫した井上中日はどう巻き返していくか(C)産経新聞社
中日は3月29日の広島戦(マツダ)に0−1の完封負け、開幕カード3連敗は8年ぶりの屈辱となった。
先発に転向した栗林良吏のテンポ良い投球にわずか1安打と封じ込められた。
【プロ野球解説】阪神は今年も強い
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中日今季初登板の高橋宏斗も8回6安打9奪三振1失点と力投を見せるも味方失策で点を失う不運もあり、投手戦に敗れた。
開幕前は下馬評も高かった井上中日の開幕3連敗の背景には何があるのか。球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は3月29日に自身のYouTubeチャンネルに「【プロ野球解説】阪神は今年も強い!?『その影に見えた不安点…』巨人山城にプロの洗礼!!DeNAがヤクルトに3連敗「この差は何?」日本ハムどうした?“達に見えたある傾向”…ロッテの新打順が凄い!」と題した動画を更新。開幕3連戦の各カードの内容に独自の考察を加えている。
中日の3連敗となった広島・中日のカードに関しては2戦目に先発したドラ2左腕の桜井頼之介の好投を「センス抜群」とたたえながら、中日が1安打の完封負けとなった3戦目の攻防に目を向けた。
29日のゲームは先発に転向した栗林に95球のマダックス完封を献上した試合となった。
一方、8回先頭で細川成也にこの日初安打となる中前打が飛び出した後の中日ベンチワークに高木氏は注目。わずか1点を追う場面で、細川が塁に出た後に「3人を自由に打たせて終わるんだよね」とコメント。
細川が出塁した後、5番・福永裕基は左飛、6番ミゲル・サノーは空振り三振、続く石伊雄太は右飛に倒れた。この場面、高木氏は「細川に代走はなかったのかな」「福永に送りバントはなかったのかな」と結果として、終盤の貴重な出塁を生かせなかったとした。
背景には「サノーが当たってない」とOP戦では4本塁打をマークした主砲の当たりが止まっていることも大きいとしたが、「ここ(8回)はバントがあったり、代走があっても面白かったのかなと思うね」とベンチワークで選手を助けてもよかったのではないかと見解を示した。
仮に細川に代走が出れば、相手バッテリーにプレッシャーがかかっていた可能性も指摘。
一方先発した高橋は「見事なピッチングだった」とした。投げ終わった後は投手戦を繰り広げた栗林をたたえる場面もあり「とてもいいシーンだった」とした。
動画内ではほかのカードの攻防についても考察を加えている。
大事な開幕カードを落とした中日は3試合を経過し、新助っ人として打棒が期待されたサノーが11打数無安打とまだヒットが出ていない。火曜日からは本拠地バンテリンに巨人を迎えて戦う。仕切り直しといきたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
