舞台はフットボールの聖地ウェンブリー・スタジアム。アウェーを得意とする点取り屋に格好の舞台が巡ってきた。日本代表FW小川航基(NECナイメヘン)は出番のなかったスコットランド戦(○1-0)を経て、31日のイングランド戦に照準。「スタジアムも本当に素晴らしいと言われているし、楽しみな一戦になる」と意気込んだ。

 小川はA代表デビュー戦でハットトリックを成し遂げた2019年12月のEAFF E-1選手権・香港戦以降、国外でのアウェーゲームで7試合9ゴールを記録。昨年10月のパラグアイ戦ではようやくホームゲームでの初ゴールを決めたが、異国の環境をバネにできる逞しさが際立っている。

 約9万人が集まるウェンブリーでのイングランド戦はまさに格好の舞台。「やっぱりこういった相手に点を取ることで人の記憶に残ると思うし、大事な時に点を取るのがストライカーとよく言うけど、まさにその通りで絶好のチャンスかなと思う」。そう話した小川はチームで求められるタスクは担うとしながらも、「自分の一番の良さはゴールを決めるところを失わずにやって行けたら」と決意を口にした。

 W杯メンバー発表前最後の国際Aマッチになるとみられ、チームにとっても大事な局面。小川は「相手にとって不足なし。スーパースターの相手だし、その中で今までは日本が主導権を握られてなんとか耐えて1点取ってという感じだったけど、今では選手も相当自信を持っているし、自分たちが握る時間帯も必ず出てくる。自信を持ってチームとして戦って行けたら」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)