76年ぶりの快挙!ロッテ毛利がルーキー開幕白星!明大時代に流した悔し涙で強くなった
プロ野球が開幕した27日、ルーキーとして76年ぶりにロッテの開幕投手を任された毛利が5回4安打無失点、初登板初勝利を挙げた。明大時代の彼を取材してきて、悔し涙は人を強くするんだなとつくづく思った。
あれは昨年春の東京六大学野球、早大と勝ち点&勝率で並び前年秋に続く2季連続で優勝決定戦を行った。このシーズン6勝(0敗)を挙げ最優秀防御率のタイトルも獲得してエースに成長した毛利が先発、しかし6点を失って逆転負けを喫した。試合終了の挨拶が終わるや毛利は自分のふがいなさに泣き崩れナインに支えられてベンチに戻った。
「今季こそ打倒ワセダ」の思いが強かっただけにショックは大きかった。そこから毛利は強くなった。福大大濠の1学年先輩、オリックスの山下舜平太にことあるごとに電話。登板から登板間の調整の仕方、ウエートトレへの取り組み方。そして「血行が良くなるから」と風呂一つとっても温水に4分浸かって1分冷水を繰り返すなど春以上に真剣に実行した。秋こそ!と胸に誓いチームは29年ぶりの10戦全勝Vを成し遂げた。
大学2年までは線も細く制球力も今イチ。同期の選手からも「オープン戦で毛利が投げると試合が長くなるなあ」と言われていた。しかし3年生になると意識も変わり年間4勝をマーク。4年では春秋で10勝0敗と明大のエースとなった。
27日の試合当日朝、記者に連絡をくれ「自分を信じて堂々と投げてきます」と意気込みを伝えてくれた。同期でバッテリーを組んだ西武小島に初打席初安打を許したのはご愛敬。ドラフト指名されてから「山下さんが新人王を獲得したのでボクも」と公言する。指名されたときはプロで苦労するかもとの思いは杞憂(きゆう)に終わりそうだ。(アマ野球担当 落合 紳哉)
