「ばけばけ」イライザ酷評「子ども騙し」ヘブン胸の痛み…遺言書「月曜から」「覚悟しないと」ネット悲痛
女優の郄石あかり(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は23日、第121話が放送され、主人公・雨清水トキの夫レフカダ・ヘブンの新著「KWAIDAN(怪談)」が日本語に翻訳された。
<※以下、ネタバレ有>
「バイプレイヤーズ」シリーズやNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」など会話劇に定評のある、ふじきみつ彦氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算113作目。松江の没落士族の娘・小泉セツと、その夫で日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、怪談を愛してやまない夫婦の何気ない日常を描く。
第121話は、雨清水トキ(郄石あかり)とレフカダ・ヘブン(雨清水八雲)(トミー・バストウ)の元にアメリカから大きな荷物が届く。中身は夫婦で作り上げた本「KWAIDAN(怪談)」で、トキをはじめ家族は大はしゃぎ。その様子を目にしながら、ヘブンはイライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)からの書評を読む。そして、ある日、ヘブンはトキに胸の痛みがあると告げる…という展開。
1904年(明治37年)9月。ヘブンは「KWAIDAN」が好評だとウソをつく。
錦織丈(杉田雷麟)が「KWAIDAN」を翻訳。トキは感謝した。
イライザの書評には「残念ながら、子ども騙しの民話集にすぎない」。ヘブンの胸に痛みが走った。
ヘブンは「ザイサン、スベテ、ママサンニ、カイテアリマス」とトキに遺言書を手渡し「(自分が)シニマストモ、ナク、ケシテイケマセン。チイサイビン、カッタ。ワタシノホネ、イレルノタメ。ソシテ、サビシイノテラニ、ウメルシテクダサレ。カナシム、ワタシ、ヨロコブナイ。ママサン、コドモト、カルタ、シテアソブ。イカニ、ワタシガソレ、ヨロコブ」と託した。
SNS上には「丈、ありがとう!」「月曜から遺言」「ヘブンさんの覚悟を感じる」「月曜の朝から切ない」「優しい嘘と不穏な空気…覚悟しないと(涙)」「その医者はヤブ医者だったとかいう希望の展開はないですか…?」「砂時計、時間がサラサラと落ちていく」などの声が続出。悲しみが広がった。
史実としては、小泉八雲は1904年(明治37年)4月に「怪談」を出版し、その年の9月に心臓発作のため逝去。54歳だった。八雲が「小さい瓶買いましょう」などと語ったことは、セツさんの回想録「思ひ出の記」に記されている。
【参考文献】小泉節子「思ひ出の記」(ハーベスト出版)
