山形放送

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山形県内で、SNSを通じて知り合った相手から暗号資産投資を持ちかけられ、多額の暗号資産をだまし取られる「SNS型ロマンス詐欺」の被害が相次いで発生しました。県警は注意を呼びかけています。
 
山形県警によりますと、今年1月までに、県内の30代男性2人がマッチングアプリで知り合った相手から暗号資産投資を勧められ、合計で約213万円分の暗号資産をだまし取られました。
1人目の被害者は、去年12月下旬、山形市に住む30代の男性で、マッチングアプリで「しょうた」と名乗る男性アカウントと知り合い、LINEでやり取りを続けるうちに信頼するようになりました。「投資で利益が得てれる」「暗号資産は多くの国で日常的に使用されている」などと勧誘され、今年1月14日から20日までの間に3回、指定されたコインアドレスへ暗号資産を合わせて約161万円分送りました。
被害者は「しょうた」から教えられたサイト上で利益が表示されていたため信用していましたが、追加の暗号資産送金や高額な手数料を求められたことから不審に思い、警察に相談して被害が判明しました。

2人目の被害者は、去年12月下旬、東根市に住む30代の男性で、マッチングアプリで「杏子」と名乗る女性アカウントと知り合い、LINEでやり取りをする中で好意を抱くようになりました。「叔父の指導で暗号資産相場で稼いだ」「1日の利益は約1万5000円」などと持ちかけられ、去年12月23日から28日までに暗号資産約28万円分を3回送金しました。
その後、サイト上で利益が表示されたことから現金化を求めたところ、担当者を名乗るアカウントから「利益には税金がかかる」と言われました。さらに「杏子」を名乗る相手から「あなたは杏子の未来の夫だから税金を納めるのは当然」などと迫られ、1月5日に約15万円分、12日に約9万円分の暗号資産を追加送金しました。しかし、その後「口座がマネーロンダリングに関わっている可能性がある」とされ、保証金10万円を要求されたため不審に思い、調査会社へ相談して詐欺だと分かりました。被害額は計約52万円に上っています。
県警は、SNSなどで親しくなった相手でも、会ったことのない人物から金銭や暗号資産を求められた場合は直ちに家族や警察に相談するよう呼びかけています。