もう「靴ひも、解けてますよ」って言われない。マニアに教わる結び方
靴ひもの結び方、解けないもっといいのがあった!
靴ひもの結び方ってみんな同じだと思っていたんですが、違うんです。何十年も当たり前のように結んできた片方に輪を作って、もう片方でその周りをくるっとして引っ張る結び方は、結びのマニアたちから見れば、甘すぎる結び方なんだそうですよ。
ほどけにくい結び方を追求する人たち
解けにくい結び方で今話題なのは「ベルルッティ結び」。基本的な結び方に似ていますが、勝手にほどけてこない点が違いのようです。こちらがその結び方。
イアンノットとは?
他にも解けてこない結び方があります。「イアンノット」を推す人たちもいます。これは、イアン・フィーゲンという人が考案した結び方。イアンさんは自己紹介で、「インターネットに何か残したい、フレンドリーなオーストラリア人」と自分のことを語っています。20年以上続くイアンさんのウェブサイト「Ian’s Shoelace Site」はとても懐かしい90年代の雰囲気。その中でいろいろな結び方を紹介しています。
イアンさんのサイトには、靴ひもを結ぶのに悪戦苦闘する人のためのヒントも書かれています。小学校1年生のクラスで、靴ひもの結び方を最後まで覚えられなかった私としては、あの頃、Ian’s Shoelace Siteがあったらどんなに助かったことかと思います。
一般的なあの結び方ではなく、イアンさんの結び方を子どもの頃に身につけていたら、どれくらい人生が違ったものだっただろうと考えてしまうレベルです。少なくとも、地下鉄で知らない人に靴ひもがほどけていますよと指摘される回数は、もっと少なかったはずです。こちらがその「イアン結び」のやり方です。
昔ながらのハウツーサイトの危機
わかりやすいですね。たくさんの人に見てもらい、イアン結びを広めていくべきだ!と思ったのですが、イアンさんによると、現代のインターネット環境はIan’s Shoelace Siteを維持するのをどんどん難しくしているそうです。
広告収入だけでは維持が難しいことや、コンテンツの無断転載の横行、そしてAIの台頭が理由として挙げられています。イアンさんを取材したメディアAftermathによるとイアンさんは、「こういったことすべてが積み重なり、深い悲しみと、疲れ果てた虚しさが押し寄せている」と語っていたとのこと。
イアンさんのと同じように消耗している個人経営の人たちや小規模サイト運営者が他にもたくさんいるはずです。でも、どんなに世界が混乱しても、ほどけにくい靴ひもの結び方を知っているという事実は、ちょっとした救いかもしれません。

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