「これだけ練習して、逆にどんな時に失点するのかな」鹿島戦の完封勝利に貢献した藤井智也が明かす守備の手応え【湘南】
「キャンプからやってきたことが、ひとつ実を結んだ試合だった」
山口智監督の言葉が、チームの充実を表わしている。
湘南ベルマーレは2月15日、J1第1節で鹿島アントラーズとホームで戦い、1−0で勝利した。
何より際立ったのがディフェンスの安定感だ。3−5−2でコンパクトな陣形を維持しながら、ミドルゾーンでは強烈なプレスで相手に襲い掛かり、押し込まれればリベロのキム・ミンテを中心に守備を固める。最終ラインの裏のスペースに対するGK上福元直人の飛び出しなど、守護神の要所での判断も冴え渡り、鈴木優磨やレオ・セアラら強力な攻撃陣を擁する鹿島を相手にクリーンシートを達成した。
【画像】エース福田翔生が技あり弾!一丸となって守り抜いた湘南が難敵撃破で白星発進!|J1第1節 湘南1−0鹿島
守備の手応えを感じたのは監督だけでなく、選手も同様だ。今季に鹿島から完全移籍で加入した藤井智也は、キャンプの練習に驚きがあったという。
「キャンプでは長時間、みんなで守備の練習をしてきた。もちろん攻撃面にも取り組みましたが、個人でもチームでも、守備に対する意識をかなり強く持っているのを感じましたし、“これだけ(守備を)練習して、逆にどんな時に失点するのかな”と思ってしまうくらい、トレーニングを積んできた。今日は全員が集中して準備の成果を出せた。智さんの落とし込みのおかげだと思います」
藤井も持ち前のスピードで相手アタッカーを封じるなど、守備に貢献。指導から約1か月で新加入選手も十分にフィットできるほどディフェンス面を磨いてきた湘南は、次節以降も安定感を維持できるか。
2節の相手は開幕節のガンバ大阪戦で大量5発を記録したセレッソ大阪だ。もし次戦も無失点でゲームを終えられたなら、湘南の堅守は本物だと言えるかもしれない。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
