GoogleがAIアシスタントのGeminiに、過去の会話を思い出して要約したり、以前にした別の会話の情報で回答を改善したりする機能を追加したことを発表しました。この機能は、月額2900円の「Google One AIプレミアムプラン」を通じてGemini Advancedを利用している加入者向けに英語で展開されています。

The Gemini app can now recall past chats

https://blog.google/feed/gemini-referencing-past-chats/

Google Gemini now brings receipts to your AI chats | TechCrunch

https://techcrunch.com/2025/02/13/google-gemini-now-brings-receipts-to-your-ai-chats/?guccounter=1

GoogleでGeminiアプリのシニア・プロダクト・ディレクターを務めるデイブ・シトロン氏は、2025年2月13日に公式ブログを更新し、「本日より、Geminiは過去のチャットを思い出して、より役立つ回答を提供できるようになりました。既に話し合った内容について質問する場合でも、以前の会話を要約するようにGeminiに依頼する場合でも、Geminiは関連するチャットの情報を使用して回答を作成します」と発表しました。



会話を思い出す機能により、Geminiにした以前の会話を最初からやり直したり、前の会話スレッドを検索して探したりする必要がなくなります。また、以前の会話や開始済みのプロジェクトを元に新しく会話を始めることも可能です。

ユーザーは、この新機能で保存されるチャット履歴を確認したり、削除したり、保存期間の設定を変更したりできます。また、アクティビティの変更により会話を思い出す機能を完全にオフにすることもできます。

Googleはユーザーの会話履歴に基づいてAIモデルをトレーニングすることは決してないとしています。



この発表について報じたIT系ニュースサイトのTechCrunchによると、OpenAIのサム・アルトマンCEOは以前、「メモリの改善はChatGPTの最も要望の多い機能の1つです」と述べたことがあるとのこと。

ChatGPTとGeminiは、2024年により一般的なメモリ機能を追加しており、ユーザーは自分に関する詳細な情報、例えばどのように話しかけられたいかや食べ物の好み、自動車と自転車のどちらをよく使うかなどをチャットボットに覚えさせることができますが、デフォルトではチャット履歴全体を記録して思い出させることはできませんでした。



今回Geminiに実装された会話を思い出す機能は、ウェブおよびモバイルアプリのGoogle One AIプレミアムプランを通じて、Gemini Advancedの加入者向けに英語で提供されています。

シトロン氏は「今後数週間で、さらに多くの言語とGoogle Workspace BusinessおよびEnterpriseのお客様に向けてこの機能を展開する予定です」と述べました。