30節終了時でJ1優勝の可能性は(左上から時計回りに)神戸、横浜、浦和、名古屋の4クラブに残されている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)、滝川敏之

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 2月中旬に開幕したJ1が、いよいよ佳境を迎えている。4節を残して、優勝の可能性があるのは4クラブ。10月27日から29日に開催されるJ1第30節の結果次第で、“一騎打ち”になる可能性がある。

 現在、首位に立っているのが勝点61のヴィッセル神戸。前年王者の横浜F・マリノスが同57で2位につけ、同53の浦和レッズが3位、同50の名古屋グランパスが4位と続く。

 5位のサンフレッチェ広島は同48で、残り4試合を全勝しても同60のため、戴冠の可能性を残しているのは、神戸、横浜、浦和、名古屋のみだ。

 優勝争いで最も厳しい立場に置かれているのが、名古屋だ。残りの試合を全勝しても勝点は62。そのため、27日の31節・サガン鳥栖戦で“引き分け以下”だと、その時点で2010年以来のJ1制覇の芽はなくなる。
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 浦和も負けられない戦いが続く。ラスト4試合ですべて白星を手にすると65に伸ばせるものの、名古屋と同様、31節・鹿島戦の結果いかんで、06年以来のリーグ優勝がなくなる。鹿島戦で“引き分け以下”で、神戸が同日の湘南ベルマーレ戦で勝利すると、残り3試合で勝点10差以上になり、残り3試合で逆転は不可能になる。

 2連覇を狙う横浜は、28日のアビスパ福岡戦で敗れ、神戸が勝利する“最悪のケース”でも勝点7差で、30節終了時点での“V逸決定パターン”はない。ただ、“横浜が勝利、神戸が引き分け以下”以外のケースでは、いずれも神戸に王手をかけられる状況になっている。

 トップに立っている神戸は、湘南戦で敗れたとしても、首位陥落はない。さらに、勝利すれば無条件でリーチがかかる。初戴冠は目前に迫っていると言っていいだろう。

 優勝争いの観点から、名古屋と浦和はもちろん、横浜も勝点3獲得がマストの状況。リーグ制覇の行方を大きく左右するJ1第31節に、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部