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部品不足で修理費用が上昇

英国の自動車保険料が大幅な値上がりを見せている。年間保険料は今年4月から6月にかけて平均500ポンド(約9万2500円)を超えたが、これは前年同期比で21%の上昇となる。

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英BBCが発表したレポートによると、平均的なドライバーの年間保険料は511ポンド(約9万4500円)だった。更新契約は平均471ポンド(約8万7000円)、新規契約は566ポンド(約10万4700円)だった。


英国保険協会は3月、自動車修理の40%が部品不足の影響を受けていると発表した。

保険会社各社はこの値上げについて、原因は持続的なコスト上昇にあるという見解を示している。英国保険協会(ABI)によると、2023年第1四半期に車両の修理、交換、傷害をカバーするために費やされた金額は24億ポンド(約4440億円)で、2022年の同時期より14%増加したという。

ABIはまた、車両の部品価格が21%上昇したと述べた。これは、新型コロナウィルスの流行による部品供給不足も一因であり、駐車中の自動車から部品を剥ぎ取る窃盗事件も生んでいる。

ABIが3月に発表した速報によると、車両修理の40%で部品供給不足の影響を受けており、保険会社の代車費用は30%増加しているという。

保険比較サイト『confused.com』で確認できる保険料は、BBCの報道よりもさらに高くなっている。同サイトの四半期保険料指数によると、1月から3月までの平均は776ポンド(約14万3500円)で、2006年のレポート開始以来最高となった。

confused.comは、この値上げは2021年に施行された一般保険価格設定制度(GIPP)の影響である可能性が高いと指摘している。GIPPでは、保険会社がリピーター顧客(更新契約)に新規加入者よりも高い保険料を課すことを禁じている。「これを受けて保険会社は価格設定を調整したため、新規加入者の保険料が上昇した可能性が高い」とconfored.comのレポートは述べている。

また、20歳未満のドライバーは著しく高額な保険料に直面している。18歳は年間平均2404ポンド(約44万4700円)で前年比65%増、19歳は2097ポンド(約38万7900円)で59%増とされている。

一方、69歳は年間平均413ポンド(約7万6400円)で、2022年1〜3月期より32%増となった。